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慌てて起き上がれば

ジョングク先輩の膝を枕に

寝ていた事に気が付いて

思わず「ご、ごめんなさいっ!」と

深々とお辞儀をした









『いや、別に気にしないで?』



「いや、でも…その、いつからですか?」



『ん?いつから?』



「いつから…ここに…?」



『あぁ〜来た時にはもうAちゃんは寝てたよ?起こすの悪いと思って黙って横に座ってたら肩に寄りかかって来たから横になった方が楽かな?って思って勝手に膝枕しちゃった』









表情を変えずにジョングク先輩は話すから

尚更に恥ずかしさと申し訳なさが込み上げる









でもこの際だから

きちんとジョングク先輩には

話さなければいけない事がある









「先輩…」



『ん?』









名前を呼べばゆっくりと

俯いていた顔を上げる









「昨日の…先輩の話しなんですけど…」



『うん、』



「やっぱり…私は先輩とは、」



『気持ちは変わらないよ?』



「…え?」









話しを言い終わる前に

ジョングク先輩が言葉を重ねる




真っ直ぐにブレる事なく

私を見つめる視線は

嘘を付いてるようには見えなくて

何だか逆に胸がギュッと痛んだ









「…で、でもっ」



『Aちゃんが俺の気持ちに応えられなくたって俺の気持ちは変わらないよ』



「…っ」



『そんな簡単に切り替え出来る程に軽い気持ちじゃないからね』









淡々と話しながら

携帯を弄るジョングク先輩




何も言い返せなくて

そのまま沈黙が流れる









『諦めて欲しい?』



「え?」



『俺の気持ち鬱陶しい?』



「いや、鬱陶しいって言うか…」









すると座り込んでいたジョングク先輩は

いきなりスッと立ち上がると

私の側にやって来て頬に手を添えた









『Aちゃんはツメが甘いね?』



「…っ」



『きちんと振り払わないとダメだよ?中途半端な優しさは相手に期待しかさせないんだから』









ニコッと笑って親指の腹で

私の唇に軽く触れる









『俺はAちゃんが好きだから』



「…っ」



『元彼の事なんか忘れて早く俺の所に来ればいいのに』



「…それはっ」



『それか期間を設けて試しに付き合ってみる?』



「…え」



『それでダメならダメでさすがに俺も諦めるよ。でも少しでも気持ちが揺らいだら真剣に考えて欲しいんだけど?』









ジョングク先輩のいきなりの提案に

私は開いた口が塞がらなかった




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設定タグ:BTS , 防弾少年団 , ジョングク   
作品ジャンル:タレント
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Nono(プロフ) - alexandrite_bbcさん» コメントありがとうございます泣 更新がんばります!! (2018年10月12日 13時) (レス) id: b0c038c85f (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - 更新とても楽しみに待っております^^ (2018年10月12日 9時) (レス) id: 96ec3bb179 (このIDを非表示/違反報告)
Nono(プロフ) - さっちゃんさん» コメントありがとうございます泣 生き甲斐とか…もう感謝しかないです!!更新の励みになります!! (2018年10月8日 12時) (レス) id: b0c038c85f (このIDを非表示/違反報告)
さっちゃん(プロフ) - Nonoさ〜んヽ(;▽;)ノもう堪らんです〜(泣)ドキドキしてニヤニヤして変人がここに← 毎日毎日楽しみで楽しみで( ; ; )私の生き甲斐です!(大袈裟)もう大好きです〜〜!!(><) (2018年10月7日 23時) (レス) id: 77a52bcd61 (このIDを非表示/違反報告)
Nono(プロフ) - ちむちむさん» コメントありがとうございます!更新頑張ります! (2018年9月27日 19時) (レス) id: b0c038c85f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Nono | 作成日時:2018年9月22日 0時

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