37 ページ37
・
JK学校終わったからそっち行く具合どう?
ベッドで横になってウトウトしてたら
ジョングク先輩からメールが来た
本当に来てくれるんだ…
あ、でも家の鍵持ってるんだもんね？
返してもらう意味でも来てくれないと
私が困っちゃうのかっ
Aお疲れ様です。だいぶ良くなりました。
すぐに既読は付いたけど
返事は返っては来なかった
ー 数時間後
玄関先で物音がして
ゆっくりとベッドから起き上がって
部屋を出ようとした瞬間
いきなり部屋のドアが開いたから
驚いて目を閉じてしまった
『あれ、なんで起きてるの？』
目を開けると上下ジャージ姿の
かなりラフな格好のジョングク先輩がいた
「あれ、先輩…制服は？」
『一旦帰って着替えて来た』
「あ、そうなんですね…」
『てか、横にならなくて平気？』
そっと片手を指先で優しく
挟み込むようにして握るジョングク先輩
首を傾げながら
私に聞いてくる口調は
とても優しくて甘い
「はい…結構寝たんで…あんまり寝ちゃうと夜寝れなくなりそうなんでっ」
『そっか…じゃあ、一緒にこれ食べよっか？』
「…？」
そう言って差し出して来たのは
コンビニのビニール袋に入った
綺麗な色をしたゼリーだった
「買って来たんですか…？」
『いや？家にあったから持って来た』
テーブルに袋を置いて
ゆっくりとしゃがみ込むと
顔を上げて立ち尽くす私に向かって
小さく手招きをした
テーブルを挟んで向かいに座ると
プラスチックのスプーンと共に
ゼリーをわざわざ蓋を開けて渡してくれた
「ジョングク先輩って…彼女に尽くす派ですか？」
『え？なんで？』
「いや…なんかすごい色々やってもらってるので…」
『相手によるよ』
「…」
『してあげたいって思えばやるかな…自然な流れじゃないかな？』
テーブルに肘をついて
ゼリーを口に運ぶジョングク先輩
『そういうAちゃんの方こそ彼氏に尽くすでしょ？』
「…尽くしますね」
『幸せだね彼氏になった人は』
「…」
『ん？』
ジョングク先輩なら
この話の流れからして
『俺にも尽くしてね？』とかって
言いそうって思ったけど
予想外の返事だったから
少し驚いてしまった
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 540人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「BTS」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Nono(プロフ) - alexandrite_bbcさん» コメントありがとうございます泣 更新がんばります！！ (2018年10月12日 13時) (
レス) id: b0c038c85f (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - 更新とても楽しみに待っております^^ (2018年10月12日 9時) (レス) id: 96ec3bb179 (このIDを非表示/違反報告)
Nono(プロフ) - さっちゃんさん» コメントありがとうございます泣 生き甲斐とか…もう感謝しかないです！！更新の励みになります！！ (2018年10月8日 12時) (レス) id: b0c038c85f (このIDを非表示/違反報告)
さっちゃん(プロフ) - Nonoさ〜んヽ(；▽；)ノもう堪らんです〜(泣)ドキドキしてニヤニヤして変人がここに← 毎日毎日楽しみで楽しみで（ ; ; ）私の生き甲斐です！(大袈裟)もう大好きです〜〜！！(><) (2018年10月7日 23時) (レス) id: 77a52bcd61 (このIDを非表示/違反報告)
Nono(プロフ) - ちむちむさん» コメントありがとうございます！更新頑張ります！ (2018年9月27日 19時) (レス) id: b0c038c85f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Nono
| 作成日時：2018年9月22日 0時
