＋ようこそBTSworldへ＋Anoter story

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絵里さんとは結局、仲良くなれず

最後の最後まで憎まれ口を言われてしまった…









ー 絵里「やっぱり付き合ったんじゃん」




ー A「え、」




ー 絵里「テヒョンからわざわざ言いに来たわよ。あ〜腹立つ…」




ー A「…ッ；」




ー 絵里「ま、別にテヒョンよりも良い男なんかたくさんいるし？別に正直後半飽き飽きしてたからどうでもいいんだけどね」









そう話す絵里さんの表情は

少しだけ寂しそうに見えた

きっと悔しかったんだと思う

憎まれ口を言われても

どこか胸の奥に引っかかるものがあった

きちんとお話しを出来なかった事が

とてもとても悔やまれる









HS「そう言えば！テヒョンの奴！社員になってたの知ってた！？」




A「え、しゃ…社員？」




HS「そう！なんか本格的にシェフの道を目指すらしいよ！テヒョンならなれそうだけどね！」




A「あ、ですね…」









そんなの初めて聞いた…

知らなかった…









ホソクさんがいなくなると

思わず後ろを振り返って

仕事中のテヒョンさんを見つめてしまった









テヒョンさんにとっては

いちいち報告する程の事でもないと

きっと判断して言わなかったんだろうけど

なんだかちょっとそれは…

寂しいです…









バイトが終わり先に着替えを済ませた私は

お店の前で2人を待っていた









TH「帰るぞ、」




A「え、あの…ホソクさんは？」




TH「残ってやる事があるって」




A「あ、そうなんですね…」









テヒョンさんの顔を見ると

どうしても胸が苦しくなった

テヒョンさんにとって

私って何ですか？

何でも話して欲しいって思うのは

贅沢な事なんでしょうか？









TH「何してんだよ、」




A「え、」









気が付けばテヒョンさんは

もう歩き出していて

考え事をしていた私は

未だに一歩も歩き出していなかった









テヒョンさんに呼びかけられて

我に返って小走りでテヒョンさんに近寄る

するとテヒョンさんは何も言わずに

私の手をギュッと握ってくれた









こうやってスキンシップを取ってくれるから

きっと嫌われてる訳ではない…

テヒョンさんの口数の少なさは

今に始まった事じゃない…









でも【彼女】になった今

前よりももう少し変化を求めたけど

テヒョンさんは変わらずだった

あぁ…そんなテヒョンさんに…

私は欲丸出しだ…




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