＋ようこそBTSworldへ＋Anoter story

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ー デート当日




同じ場所にいるのにも関わらず

テヒョンさんはメールで

待ち合わせ場所と時間を送って来た









初めてのデートだからって

少し気合いを入れた服とヘアメイクをした

ヘアメイクは殆んどユンギさんが

やってくれたのだけど…

あまりにも完璧過ぎて不安…；









洋服もナムジュンさんに

ある物だけでコーディネートしてもらった

今まで何回か着た事ある服も

着合わせを変えるだけで

こんなにも雰囲気変わるなんて…









TH「お待たせ」





A「あ、はい…」









指定された駅前で待っていると

気合いを入れた私とは正反対に

テヒョンさんはいつも通りの格好で

だけどそんな飾らない格好こそが

割とお洒落に見えたりして…









A「あの…今日はどこに行くんですか？」




TH「とりあえず付いて来て」




A「はい…」









なんか気合い入れたのに

何も言われない感じとか

パーカーのポッケから手を出す事なく

先を1人でスタスタ歩く感じとか

テヒョンさんらしいなと思いつつも

ちょっと寂しかったり…




はぁ…

やっぱり私はワガママになってますね…

恋人になれたからって

浮かれてるのは私だけで

テヒョンさんは至って普通

きっと付き合うってこういう事で

付き合い慣れしてない私は

多分、子供のように舞い上がってるんです…




もう少し落ち着かないと

テヒョンさんに今度こそ嫌われそうです…；









電車に乗り込み

行き先も告げられずに

私はただ黙ってテヒョンさんに付いて行く









「ねぇねぇ？あそこにいる人！超イケメンじゃない？」




「え、うわ！本当だ！モデルさんかな？スタイル良過ぎ！」




A「…？」









不意に聞こえた会話に

思わず視線を向けると

女性二人組が明らかにテヒョンさんを見て

嬉しそうに話しをしていた




当の本人は窓から外を眺めながら

ドアに寄り掛かり腕を組んでいた









確かにテヒョンさんはイケメンさんです

寧ろ、あのシェアハウスにいる方は

皆さんイケメンさんです。

そう考えるとテヒョンさんは

本当に何で私を恋人になんかしたんでしょうか？









TH「何？」




A「え、」




TH「さっきから見過ぎ」




A「あ、ご…ごめんなさい；」




TH「別にいいけど」









いきなりテヒョンさんが

そんな事を言うもんだから

慌てて視線を逸らした




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