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立ち止まったテヒョンさんは
振り返ると私をジッと見つめてくる
私はその視線に耐えられず
思わず顔を背けてしまった
TH「何かあったなら言えよ」
A「な、何も…ないです…」
TH「じゃ、なんで避けんの？」
A「避けてもいないですよ？」
TH「きちんと俺の目を見て答えろよ」
そう言われてしまうと
見る訳にはいかず
私はゆっくりと顔をあげて
テヒョンさんを見つめた
真っ直ぐに見つめて来るテヒョンさん
胸が痛くて今にも泣きそうです
人を好きになるって…
こんなにも辛いだなんて
知らなかったです…
知りたくもなかったです…
TH「ん、」
A「…ッ」
差し出されたテヒョンさんの大きな手
握ってあげればいいのに
何でこんなにも動揺しているんだろう…
グッと握った手がまるで固まったように
微動だにしない
テヒョンさんの事を知りたいと言ったのに
テヒョンさんはそれを【関係ない】と
バッサリ切り捨てた
それは悪い意味で言った事ではなくて
本当に私には関係のない話で
でも私は知りたいと言ったのだから
少しでも話してくれてもいいのにって…
TH「A？」
A「…」
これはワガママですか？
これがワガママなら
私はテヒョンさんにとって何ですか？
テヒョンさんにとっての【彼女】って
一体、何なんですか？
A「ごめん…なさい…」
TH「え、」
私は差し出された手に触れる事なく
テヒョンさんを置いて逃げるように
その場を離れてしまった
追い掛けて来てくれるかな？なんて
淡い期待はすぐに打ち砕かれる
少し走って立ち止まって
ゆっくり振り返ったらテヒョンさんはいなくて
自分で逃げたくせに
なんでショック受けてるんだろう…
きっとテヒョンさんは
1人残されて傷付いたはず
もう私の事なんか嫌いになったかな？
もう顔も見たくないかな？
A「…グスッ」
涙が溢れて私は鼻を啜った
1人トボトボと歩いて
着いた先は小さな公園
都会にもこんな小さな公園があるんだって
少し感心しながらベンチに座る
滑り台とブランコしかない
本当に小さな公園
人の気配なんか全くなくて
街灯が無ければ真っ暗で何も見えない
携帯を取り出しても
テヒョンさんから連絡はなくて
わかっていたけど
何だか寂しい…
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ユイ(プロフ) - 最高すぎます。とてつもなく最高な作品だと思います！！ (2018年6月8日 23時) (
レス) id: 090f58ac5a (このIDを非表示/違反報告)
おおたけ - このお話を書いてくださって本当にありがとうございました！！たまたまこのサイトを見つけて本当に良かったと思っています。。。好きすぎて次の話に行くボタンを押す手を止められないほどです汗特に主人公がいい子すぎて、、、次の作品待ってます！応援してます！！ (2018年2月21日 18時) (レス) id: df311ea70c (このIDを非表示/違反報告)
まななまる - ここまで読んできて正解でした。。すごく感動します(泣)ドキドキがすごくて、読むのが楽しかっです！次の作品も楽しみにしてます！頑張ってください！ (2017年11月12日 21時) (レス) id: 000918fc8e (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - お久し振りです(^^)完結おめでとうございます(ﾊｰﾄﾊｰﾄ)泣いたり笑ったり感動です！ありがとうございました(嬉し涙)あ〜良かったです。 (2017年9月18日 7時) (レス) id: 1ec209df32 (このIDを非表示/違反報告)
チョンボ(プロフ) - 完結できて良かったですね！とっても良かったです！！どうなるのかドキドキしましたけど笑おめでとうございます！次のお話も期待してます！頑張ってください！ (2017年7月23日 18時) (レス) id: 20f5dbc555 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nono
| 作成日時：2016年12月31日 20時
