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テヒョンさんを残して帰るのは
ちょっと後ろめたい気持ちがあったけど
でも絵里さんの気持ちもわかるから
胸の痛みを隠しながら
私は一人で家へと向かっていた
TH「A！！」
後ろでテヒョンさんの声がして
聞き間違いかと思って振り返ったら
テヒョンさんが走って来ていて
私は目を疑った
A「え、テヒョンさん…？」
テヒョンさんは駆け寄った拍子に
私を強く抱きしめた
いきなりの事に混乱する私
A「え、あの…！？」
TH「…ごめん」
A「…ッ；」
TH「ちょっとだけ…こうさせて…」
テヒョンさんの声は弱々しかった
テヒョンさんはたまに弱く脆く
今にも消えそうになる瞬間がある
普段はそんな事を微塵も感じさせないのに
何でだか急に弱くなる瞬間があって
そんな時のテヒョンさんを見ると
どうしても「助けてあげたい」って
気持ちが沸き上がる
TH「…ッ！？」
私はテヒョンさんの背中に手を回して
優しく大きな背中を擦った
A「大丈夫ですよ、」
少しでもテヒョンさんの不安がなくなるなら
私で良ければいつだってこうします…
TH「…ありがと」
A「こちらこそ…」
テヒョンさんの温もりと香りは
何だか私までホッとさせた
さっきまでのドキドキはなくなってた
少しするとテヒョンさんは
ゆっくりと私から離れた
その瞬間…
急に「寂しい」って思った
なんでそう思ったのかわからない
だけど心が冷たくなった気がして
私はテヒョンさんの服の袖を掴んでた
TH「A？」
A「…ッあ！ご、ごめんなさい！！///」
慌てて離してテヒョンさんから少し離れる
なんであんな事したんだろう…
あれじゃ…
まるでもっとくっ付いてたいって
言ってるのと同じ…
TH「…A？」
A「…；」
テヒョンさんに名前を呼ばれるだけで
また心臓がドキドキし始めた
普通なら抱き締められてる時に
ドキドキするはずなのに…
なんで私…名前を呼ばれただけで…
TH「どうした？」
A「…ッ！！」
テヒョンさんが私の頬に片手を当てて
顔を覗き込んで来た
私は慌ててそっぽを向いた
TH「ごめん」
そういう訳じゃないのに
テヒョンさん勘違いした…；
なんで露骨に拒んだの…；
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simkim(プロフ) - めっっっっちゃくちゃ面白くて一気読みしてしまいました！！！ (2017年8月4日 15時) (
レス) id: 530d764025 (このIDを非表示/違反報告)
miku(プロフ) - アナザーストーリーがあったのですね(^_^)a早とちり！また読みます♪ (2017年7月22日 11時) (レス) id: 1b37ee11bf (このIDを非表示/違反報告)
miku(プロフ) - はじめまして(^^)一気に完結まで読みました。ちょっと心が落ち込んでいるところでしたので、とても癒されました。もう少し仲の良いテヒョンカップル見たかったかな(^_^)aその後もいつかお願いします！良い作品ありがとうございました♪ (2017年7月22日 11時) (レス) id: 1b37ee11bf (このIDを非表示/違反報告)
Nono(プロフ) - ぐったんさん» コメありがとうございます^^ (2017年4月5日 19時) (レス) id: b0c038c85f (このIDを非表示/違反報告)
ぐったん - とても面白かったです!!! (2017年4月5日 18時) (レス) id: 5cb429b928 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nono
| 作成日時：2016年12月4日 18時
