＋20 THside ページ20
・
大きく深呼吸をして
俺はAの目をジッと見つめた
TH「なんで何も言わなかった？」
A「そ、それは…」
TH「ジンさんとも付き合ってないんだろ？」
A「…はい……」
何か、一瞬ホッとした
TH「付き合うつもりなのか？」
A「それが…わからないんです…」
TH「…」
わからない？ならわかれば付き合うのか？
A「経験がないのもそうですけど…自分の気持ちがッ」
TH「気持ちが動かないって事はお前はジンさんを好きじゃないし付き合うって言う関係になる事も考えられないんだろ。それが答えだ」
A「でもッ」
TH「ハッキリ言わないと告白した方が辛くなる。辛いのはお前じゃないジンさんだ」
こういう言い方をしたら
こいつはもしかしたら
ジンさんに悪いからと
お付き合いを許可しそうだった
TH「かと言って、同情で付き合ってもジンさんに失礼だからな」
A「え、」
ほら、今「え、」って言った
絶対に同情で付き合おうとしてる
いつか好きになればとか言う事じゃない
TH「中途半端な気持ちならやめろって事」
A「でも…」
TH「ちなみにジンさんは根に持たないから」
A「そう、なんですね…」
なんで断らせようとしてんだ俺
なんでこんな必死なんだ
TH「ちなみに絵里とは何もない。考え直すって言うのも絵里の勝手な妄想だから。俺は考え直す事なんかしないしヨリも戻す気はないから」
A「…」
TH「だから気持悪い事言うな」
再びAの手を掴んで
ゆっくりゆっくり家に向かった
家に着くとみんなが玄関先にやって来た
JM「大丈夫？！平気？」
HS「無事でよかった〜！！」
JN「お帰り^^」
A「た、ただいまです…」
それだけ言うとAは
小走りで自分の部屋に入って行った
JN「お疲れ様wwきっとテヒョンなら連れ戻してくれると思ってた」
TH「何だよそれ」
JN「いや、でも本当にありがとう…」
ジンさんは何だか何か言いたげな表情で
俺の肩をポンッと叩いた
俺はジンさんの顔を見つめた
ジンさんは「頼んだよ」と小さく呟くと
リビングに行ってしまった
頼んだよってどういう意味？
連れ戻した後は
恋のキューピッドにでもなれとか？
そんなの御免だ…
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1685人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
simkim(プロフ) - めっっっっちゃくちゃ面白くて一気読みしてしまいました！！！ (2017年8月4日 15時) (
レス) id: 530d764025 (このIDを非表示/違反報告)
miku(プロフ) - アナザーストーリーがあったのですね(^_^)a早とちり！また読みます♪ (2017年7月22日 11時) (レス) id: 1b37ee11bf (このIDを非表示/違反報告)
miku(プロフ) - はじめまして(^^)一気に完結まで読みました。ちょっと心が落ち込んでいるところでしたので、とても癒されました。もう少し仲の良いテヒョンカップル見たかったかな(^_^)aその後もいつかお願いします！良い作品ありがとうございました♪ (2017年7月22日 11時) (レス) id: 1b37ee11bf (このIDを非表示/違反報告)
Nono(プロフ) - ぐったんさん» コメありがとうございます^^ (2017年4月5日 19時) (レス) id: b0c038c85f (このIDを非表示/違反報告)
ぐったん - とても面白かったです!!! (2017年4月5日 18時) (レス) id: 5cb429b928 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Nono
| 作成日時：2016年12月4日 18時
