＋19 THside ページ19
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少しすると再び玄関のドアが開いて
先輩とやらが現れた
先輩「まだ上がって来なさそうだから…中に入って待ってて？」
TH「いえ、外で待ってます」
先輩「いいの、いいの！気にしないで？」
TH「いや、でもお気遣いなく…」
先輩「気遣いじゃなくて！他の人に見られたら怪しまれるから！ね？早く！」
TH「…ッ」
先輩とやらは俺の腕を掴むと
無理矢理、引っ張って中に入れた
スリッパはすでに玄関先に置かれてて
俺は素直に履いて中に入った
案内されたソファーに座ると
脇にAの荷物が置かれてた
先輩「いつもAがご迷惑おかけしてますね？」
TH「いえ、それはこっちのセリフです」
先輩「でもね？あの子って本当に！バカが付く程に素直だし純粋だし穢れを知らないのよ。」
TH「ですね、」
先輩「だから色々余計に考えちゃうの。対して何も知らないくせにww」
TH「…」
先輩「あの子にはね？たくさん会話をしてあげないとダメなの。何となくじゃダメなの。きちんと目を見て話してあげないとわからないから」
そんな話しをしていると
お風呂上がりのAがリビングにやって来て
俺に気付くとすごい驚いた顔をしていた
A「え、あの…え？！な、なんで…」
先輩「お迎えに来てくれたみたいよ？」
A「え、お迎えって…」
完全に挙動不振の動きをするA
俺はソファーから立ち上がって
Aの頭にそっと手を置いた
TH「足、怪我してんなら初めからそう言えよ」
A「え、」
TH「帰るぞ」
そう言ってAの手を握って玄関へと歩く
A「え、いや…私はッ」
先輩「A？きちんと話しをしないと何の解決にもならないわよ？逃げて冷静に考えるのも大事だけど最終的には向き合って話し合わないと」
A「…」
先輩「大丈夫！何かあったらまたおいで？」
優しく微笑む先輩に捨てられた犬のような目で
ジッと見つめるA
先輩の横を通り過ぎる時に小さくお辞儀をした
TH「お邪魔しました」
先輩「いいえ、Aを宜しくね？」
TH「…はい」
マンションを出た所で
手を離してAへ向き直る
振り返る俺をAは
気まずそうに上目遣いで見て来た
きちんと目を見て話しをする…
先輩に言われた言葉を思い出した
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simkim(プロフ) - めっっっっちゃくちゃ面白くて一気読みしてしまいました！！！ (2017年8月4日 15時) (
レス) id: 530d764025 (このIDを非表示/違反報告)
miku(プロフ) - アナザーストーリーがあったのですね(^_^)a早とちり！また読みます♪ (2017年7月22日 11時) (レス) id: 1b37ee11bf (このIDを非表示/違反報告)
miku(プロフ) - はじめまして(^^)一気に完結まで読みました。ちょっと心が落ち込んでいるところでしたので、とても癒されました。もう少し仲の良いテヒョンカップル見たかったかな(^_^)aその後もいつかお願いします！良い作品ありがとうございました♪ (2017年7月22日 11時) (レス) id: 1b37ee11bf (このIDを非表示/違反報告)
Nono(プロフ) - ぐったんさん» コメありがとうございます^^ (2017年4月5日 19時) (レス) id: b0c038c85f (このIDを非表示/違反報告)
ぐったん - とても面白かったです!!! (2017年4月5日 18時) (レス) id: 5cb429b928 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nono
| 作成日時：2016年12月4日 18時
