＋10 THside ページ10
・
リビングを出て行く二人
ドアの前で呆然と立っていると
ユンギが俺に気が付いた
YG「何してんだよ」
TH「…ッ」
YG「…？」
TH「…」
急に怖くなった
さっきまで自分だけを見ていたAが
違う奴の心配をしていて…
違う奴の事だけしか見ていなくて…
俺なんか…いないような…
捨てられたような…
YG「テヒョン！」
TH「ッ！！」
YG「何ボーッとしてんだよ」
TH「…いや、別に」
ユンギの声でハッと我に返った
嫌な事を想像してしまった…
胸糞悪い…
A「あ、テヒョンさん！」
TH「ッ！！」
振り返るとAがいた
少し小さく微笑んだAは
俺を確かに見ていた
A「疲れてませんか？」
TH「え、」
A「なんか疲れてるような…顔に元気がないです…」
TH「…」
心配そうに俺を見つめるA
何でだろう…
さっきはジンさんの事を心配して
今度は俺の心配かよ…
TH「余計なお世話だ」
A「あ、テヒョンさん！！」
無性にイライラした
すごく気分が悪くなった
自分の部屋に戻ってベッドに倒れ込む
なんで急にイライラが募ったのだろうか…
〜♪
TH「…？」
そんな時、携帯にメールが一通届いた
画面を見ると登録されてないアドレスからで
だけどそのアドレスは見覚えがあった
≪会いたいよテヒョン≫
送り主はわかってる
ずっと連絡を無視してたから
メールを削除すると
今度は電話が掛かって来た
勿論…相手は同じ
すぐに携帯の電源を落とした
ベッドに横たわりながら
窓の外を見つめた
逃げ出したい衝動に駆られた
だけど約束をした
「もう出て行かない」って…
TH「…ッ」
だけど苦しくて辛くて
消えてしまいたい気持ちを
必死に堪えた
時間が解決してくれる
そう思うしかなかった
― A「テヒョンさん！」
何故だろう…
今日を初めからやり直したい
みんなが帰って来る夕方まで…
もう一度…Aと…
二人きりだった…
あの時間に…戻りたい…
TH「……A…」
小さく口から零れた言葉は
小さくて今にも消えそうな
俺の今の心を表しているようだった…
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1524人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Nono(プロフ) - かなさん» コメありがとうございます！ドキドキだなんて…恐れ入ります！これからもドキドキして頂けるよう更新がんばりますね！ (2016年12月1日 13時) (
レス) id: b0c038c85f (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - ほんっと更新されるたびに楽しみでドキドキですっ！これからも頑張って下さいっ！ (2016年12月1日 11時) (レス) id: e236c69e8b (このIDを非表示/違反報告)
Nono(プロフ) - 鹿子さん» コメありがとうございます！あ！ホビですね！そういうリクエスト有り難いです！泣 さっそく参考にさせて頂きます^^ (2016年11月29日 10時) (レス) id: b0c038c85f (このIDを非表示/違反報告)
鹿子(プロフ) - やばい...やばいやばい！やばいです！！！キムテヒョンなに！？かっこいいじゃないですかっ！！！いやぁほんとにこのものがたり大好きですぅ...！！これからも応援してまつ！！ファイティン！！！(ほびがもっと見たいでつ...ごめんなさい...) (2016年11月29日 4時) (レス) id: 69c09b0389 (このIDを非表示/違反報告)
Nono(プロフ) - まるさん» コメありがとうございます！まるさんの興奮具合がコメからもヒシヒシと伝わりますww今後のテテに期待して下さい^^ (2016年11月28日 13時) (レス) id: b0c038c85f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Nono
| 作成日時：2016年11月4日 23時
