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着替え終わってリビングに戻る

ユチョンさんは勿論いない

ソファー横に置かれた鞄を手にして

リビングを出ようとして足が止まる




ユチョンさんが入って行った部屋を見つめる

なんでいきなり突き放したの?

私が拒否したから?

でも私が受け入れると思ったの?

だって散々嫌な事言われて振り回された…




自分勝手に好き放題して

嫌われるような事しかして来なかった

それなのに付き合えだなんて変な話だし

今更、そんな事言われたって

信じられる訳がないじゃない…









A「…」









私はリビングを出て玄関に向かった

無造作に脱いだはずの靴は

綺麗に並べられてて

ユチョンさんの大きな皮靴の横に

私の小さなローファーが並んでた









A「脚、大きい…」









靴を履いて玄関を出る前にも

やっぱり振り返る私

アッサリ諦めるって事は

対した気持ちではなかったって事だよね?









なのでなんでこんな後味悪いの…

なんで私が気にしてるの…

なんかすごい悪い事をした気分…









ー ガチャ…









ゆっくりと玄関のドアを開けて

私は外に出たバタンッとドアが閉まる

何故か重たい脚を引きずりながら

私は一階に降りる為にエレベーターに向かう









A「…ッ」









エレベーターのボタンを押して

エレベーターが来るのを待つ

遅く感じるエレベーターも

すぐに来てゆっくりドアが開いた




エレベーターに乗って

一階に降りて私はタクシーを待った









A「これで…終わりなんだ…」









そう、呟いた瞬間

ユチョンさんとの出来事が

一気にフラッシュバックした




嫌な事もたくさんあった

だけどユチョンさんの言葉や

時折、見えた笑みにドキッとした自分がいた




絶対に信じられない

そう思ってた

家に連れて来た時だって

下心だと思ってた

だけどユチョンさんのあの表情が

そうではないって訴えかけてた









ー YC「俺と付き合え」









きっとユチョンさんも

一歩踏み出そうとしてたんだ

人の気持ち

人を愛する気持ち

それを知らなかったユチョンさんは

私を通してそれを知ろうとした

だけどそんなユチョンさんの勇気を

私は…









「お待たせしました」









私…









「お客さん?」









気が付いたら私は走り出してた

なんでそうなったのかわからない

体が自然と動いたんだ




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設定タグ:東方神起 , 二次創作 , 恋愛   
作品ジャンル:タレント
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ペコ(プロフ) - 一気に読んじゃいました!面白かったです!あー、今の癒しは作品読みながら妄想と現実逃避になってしまってます(笑)他の作品も楽しく拝見してます★ (2017年3月24日 0時) (レス) id: d2f2d687fb (このIDを非表示/違反報告)
Nono(プロフ) - るぅさん» コメありがとうございます^^ 続編検討させて頂きます! (2017年1月22日 13時) (レス) id: b0c038c85f (このIDを非表示/違反報告)
るぅ(プロフ) - 初めまして。続編是非読みたいです。ユチョンのキャラにハマりました(笑)その後の2人のピンクな展開とか…! (2017年1月22日 13時) (レス) id: 65a2ff8c12 (このIDを非表示/違反報告)
Nono(プロフ) - 愛梨さん» コメありがとうございます!続編検討させて頂きます^^ (2017年1月12日 20時) (レス) id: b0c038c85f (このIDを非表示/違反報告)
Nono(プロフ) - まゆさん» コメありがとうございます!続編検討させて頂きます! (2017年1月12日 20時) (レス) id: b0c038c85f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Nono | 作成日時:2016年11月16日 23時

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