19 ページ19
・
仮にもしそうだとしたら…
私はなんて返事を出すんだろう?
変な期待が胸を覆いつくす
A「ユチョンさん!教えて下さいよ!」
YC「…そんなに聞きたいのかよ、」
A「はい!!」
YC「どうして?」
A「質問に質問で返さないで下さい」
YC「…めんどくせ、」
ボソッと呟くと
ユチョンさんは再び歩き出す
だけど私が腕を掴んでいても
さっきみたいに振り払う事はしない
何だか周りから見たら
腕にしがみ付く彼女と彼氏みたいな…
A「…ッ///」
YC「…顔、赤いけど」
A「は!?あ、赤くないし!!!」
YC「必死かよww」
A「ち、違ッ」
彼氏・彼女なんて勝手に思ったら
急に恥ずかしくなった私
ユチョンさんは足を止めて
私に向き直った
YC「お前こそ俺の事…どう思ってんだよ?」
A「口が悪い人…感じが悪い人…」
YC「どんだけ悪いんだよ」
A「ほ、本当の事ですもん…」
YC「じゃーつまりは嫌いって事?」
A「違ッ…あ…」
YC「…引っかかったww」
A「ッ///」
私の返事にユチョンさんは
ニヤッと笑って私の頭をグシャグシャと撫でた
YC「お前こそ素直になればいいのに」
A「な、なんの事ですか?!」
YC「あ、そっか…恋愛した事ないんもんな〜」
A「な、何を勝手に…言って…」
ポッケに入れてた手をスッと出すと
腕を掴んでた私の手をギュッと握った
YC「人を好きになるって事も初めてだから気が付いてないんだよな?」
A「は?!な、何言ってんですか!!てか!!手を離して下さいよ!!」
YC「お前が先に俺の腕にしがみ付いて来たんだろ」
A「しがみ付いてなんかいませんよ!!いいから離して下さい!!」
ユチョンさんに握られた手を振り払おうとするも
強く握られた大きな手は更に強く私の手を握った
YC「仕方ないから言ってやるよ」
A「はい?」
YC「一度しか言わないからよーく聞いてろよ」
立ち止まったユチョンさんは
振り返って私をジッと見つめる
何を言われるのかと身構えていると…
YC「お前は俺の事が好きだよ」
A「………は?」
どや顔で言うもんだから
私は完全に呆れた崩れた顔をしてしまった
・
415人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「二次創作」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ペコ(プロフ) - 一気に読んじゃいました!面白かったです!あー、今の癒しは作品読みながら妄想と現実逃避になってしまってます(笑)他の作品も楽しく拝見してます★ (2017年3月24日 0時) (レス) id: d2f2d687fb (このIDを非表示/違反報告)
Nono(プロフ) - るぅさん» コメありがとうございます^^ 続編検討させて頂きます! (2017年1月22日 13時) (レス) id: b0c038c85f (このIDを非表示/違反報告)
るぅ(プロフ) - 初めまして。続編是非読みたいです。ユチョンのキャラにハマりました(笑)その後の2人のピンクな展開とか…! (2017年1月22日 13時) (レス) id: 65a2ff8c12 (このIDを非表示/違反報告)
Nono(プロフ) - 愛梨さん» コメありがとうございます!続編検討させて頂きます^^ (2017年1月12日 20時) (レス) id: b0c038c85f (このIDを非表示/違反報告)
Nono(プロフ) - まゆさん» コメありがとうございます!続編検討させて頂きます! (2017年1月12日 20時) (レス) id: b0c038c85f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Nono | 作成日時:2016年11月16日 23時