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A「ユチョンさん!」
YC「…ッ!?」
いないと思いつつも
お店を出て辺りを探したら
意外にも外のベンチでタバコを吸うユチョンさんを発見
私が声を掛けると
肩をビクッとさせて驚き顔で
振り返った
…すごい顔ww
思わずそんなユチョンさんに笑ってしまうと
不機嫌そうな顔でベンチから立ち上がると
タバコを咥えたまま私の頬を両手で抓った
A「い、痛ッ!!」
YC「人の顔見て笑ってんじゃねーよ」
A「…ッ;(バ、バレてた…;)」
YC「なんで来たんだよ」
A「はい?」
ユチョンさんは私から手を離すと
灰皿へと向かってタバコを消していた
なんで来たかと言われたら
特に理由はないんだけど…
気になったから?
心配したから?
ユノさんに言われたから?
YC「何、黙ってんだよ」
A「いえ、何となくです…」
YC「あ、そう…俺もう帰るから」
A「え?」
YC「またあそこで働けて良かったな?せいぜいユノと仲良くやってろ」
皮肉交じりに言い放つと
スタスタと歩き出すユチョンさん
私は何だかどうしても癪に触って
ユチョンさんを追い掛けた
A「あのッ!?」
YC「…ッ!!」
いきなり後ろから腕を掴んだから
ユチョンさんはさっきよりも
驚いた顔をして振り返った
A「ユチョンさんの本音を聞かせて下さい」
YC「…は?」
A「口悪いし何を考えてるかわからないので教えて下さい!」
YC「…」
ジッと見つめられたので
私もジッと見つめ返す
だって本当にわからない
ユノさんはあーやって言ってたけど
そんなの本人にしかわからない事
今までなら気にも留めなかった事
なんで気になるんだろう…
なんで知りたいんだろう…
YC「言ったら俺にメリットある?」
A「それは…」
YC「お前だけが得をするのは気に入らない」
A「え、ちょっと!!」
掴んでいた腕を強く払われると
ユチョンさんは再び歩き出す
私は自然と追いかけてしまった
こんな人を振り回すような人の
考えてる事なんか正直どうでもいいのに
ユノさんのさっきの言葉のせいかな?
なんだかどうしてもユチョンさんの口から
自分の事をどう思っているのか聞きたかった
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ペコ(プロフ) - 一気に読んじゃいました!面白かったです!あー、今の癒しは作品読みながら妄想と現実逃避になってしまってます(笑)他の作品も楽しく拝見してます★ (2017年3月24日 0時) (レス) id: d2f2d687fb (このIDを非表示/違反報告)
Nono(プロフ) - るぅさん» コメありがとうございます^^ 続編検討させて頂きます! (2017年1月22日 13時) (レス) id: b0c038c85f (このIDを非表示/違反報告)
るぅ(プロフ) - 初めまして。続編是非読みたいです。ユチョンのキャラにハマりました(笑)その後の2人のピンクな展開とか…! (2017年1月22日 13時) (レス) id: 65a2ff8c12 (このIDを非表示/違反報告)
Nono(プロフ) - 愛梨さん» コメありがとうございます!続編検討させて頂きます^^ (2017年1月12日 20時) (レス) id: b0c038c85f (このIDを非表示/違反報告)
Nono(プロフ) - まゆさん» コメありがとうございます!続編検討させて頂きます! (2017年1月12日 20時) (レス) id: b0c038c85f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Nono | 作成日時:2016年11月16日 23時