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A「え、ユ…ユチョンさん?!」
YC「…」
門柱に寄り掛かっていたのはユチョンさんだった
私が声を掛けると気怠そうに
門柱から体を離して私の前に立った
A「な、なんで…すか…?」
YC「…」
何も言わずにポッケに手を入れたまま
ジーッと私を見つめるユチョンさん
私はユチョンさんの熱い視線に
思わず後退りしてしまった
YC「お前さ…」
A「…ッ」
そうだ!ここで先に言われたら
言い返せなくなる!!
ここは先手必勝!!
先に文句言ってやる!!
A「あ、あの!?」
YC「声デケェな…なんだよ」
A「か、関わらないんじゃなかったんですか!?なんで家まで来たんですか!?なんで電話なんかに出たんですか!?」
YC「…」
A「い、言わせて貰いますけど!?確かに私ユチョンさんにご迷惑を掛けました!助けて頂いた事もあって感謝してます!それでも!言い方とかすごいキツいし傷付きますよ?もう少し優しい言い方で話せないんですか?!」
YC「言いたい事はそれだけか?」
A「え?」
息継ぎもせず
ガーッと話しまくった私は
若干、息切れになり
ハァハァと呼吸を整える
YC「言いたい事はそれだけかって聞いてんだよ」
A「だからその言い方がッ」
YC「ギャーギャーうるさい」
小さく呟いたユチョンさんは
腕を上げると私の首根っこを掴むと
徐に顔を近付けて来た
私はいきなりの事に思わず目を閉じた
しかし何も起きない…
あれ?っと思った私はゆっくり目を開ける
すると鼻と鼻がぶつかる距離まで
接近しているユチョンさんの顔があった
A「…ッ///」
YC「さっきまでの威勢はどこに言ったんだよ?」
にんまり笑うユチョンさん
この余裕が腹立たしい!!
だけど私は息も出来ない程に
ドキドキしていて膝なんか震えてる笑
両手でユチョンさんの胸を押したが
微動だにせずユチョンさんは
私の額に自分の額をくっ付けた
YC「そんなに俺が嫌いならもっと嫌え」
A「…ッ!?」
YC「お前が嫌だって言っても俺は離れる気なんかないから。新しいおもちゃは飽きるまで遊ぶんだよ」
新しいおもちゃ?
私がおもちゃ?!
この人、一体何を言ってんの!?
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Nono(プロフ) - カズさん» 米ありがとうございます!マイネムから読んで頂いてるそうで嬉しいです!他にもバンタンの小説も書いてるので良かったら読んで見て下さい^^ (2016年10月28日 13時) (レス) id: b0c038c85f (このIDを非表示/違反報告)
カズ(プロフ) - MYNAMEの小説の時から読ませてもらってます^^ 東方のお話も楽しすぎて、お世話になってます! (2016年10月28日 0時) (レス) id: 732b39cec4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Nono | 作成日時:2016年8月29日 23時