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ジェジュンさんは満足そうな顔で
手を振り私の側から離れて行った
― 「ユチョンに会ったら同じ事言ってやって?」
そんな事を言われたって…
私にどうしろって言うんだろ
ユチョンさんの居場所だって知らないし
連絡先は…知ってるけど…
絶対に連絡なんかしたくない笑
YH「Aちゃん!いきなり飛び出して心配した!」
A「あ、ごめんなさい…」
YH「いや、全然平気だけど…何かあったの?」
A「あ、その…」
お店に戻ると何も言わずに出て行った私を
心配してユノさんが駆け寄って来た
私を見つめるユノさんの視線に
ユチョンさんとの事を話しそうになったけど
私はグッと言葉を飲み込んだ
A「いえ…大丈夫です…」
YH「…無理しないで」
そういって肩を優しく叩かれる
その心遣いに胸がギュッと痛んだ
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バイトが終わって家までの帰り道を
一人トボトボと歩いていた
家が見えて来て私は足を止めた
― YC「どんだけ待たせんだよ」
― YC「仮にも恋人設定だから」
― YC「もうお前には関わらねぇよ」
蘇るあの日の出来事
口は悪いけど何だかんだで助けてもらった
「ありがとう」って言葉を発する前に
いつも口喧嘩や冷たい言葉を浴びせられた
― JJ「実はね?ユチョンって来るもの拒まずな性格なんだよ」
来るもの拒まず?
私って…ユチョンさんに自ら進んで関わってないよ…ね?
寧ろ、突っかかって来たのはユチョンさんだよね?!
― JJ「ユチョンって意外と不器用だからそうやって嫌な事から逃げる方法しか知らないんだよ」
待って待って!!
嫌な事からって自分で蒔いた種じゃない!?
確かに私はキツく言ったかも知れない!!
でも事の発端はいきなり車に乗せて
学校まで送ったユチョンさんでしょ?!
友達に彼氏さんかって言われた時に誤魔化しなんて
いくらでも出来たはずなのに乗っかったのはユチョンさん!!
別に私は頼んでもいない!!
A「な、なんで…私が責められてんの…」
改めて考えると
若干、食い違う部分があって
自分が悪者みたいになっている状況に
徐々に向かっ腹が立って来た
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Nono(プロフ) - カズさん» 米ありがとうございます!マイネムから読んで頂いてるそうで嬉しいです!他にもバンタンの小説も書いてるので良かったら読んで見て下さい^^ (2016年10月28日 13時) (レス) id: b0c038c85f (このIDを非表示/違反報告)
カズ(プロフ) - MYNAMEの小説の時から読ませてもらってます^^ 東方のお話も楽しすぎて、お世話になってます! (2016年10月28日 0時) (レス) id: 732b39cec4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Nono | 作成日時:2016年8月29日 23時