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VN「ヒョン、今日日照り乞いしないの？雨降りそうだけど」
「嘘だった」
VN「…ん？」
「……ジュニヒョンの日照り乞い、嘘だった」
VN「あー…」
なんだか少し残念そうなヒョンはちらりとこちらを見て溜め息をついた。昨日は確かに雨は降らなかった。どんより雲のかかった空を見上げてみたら、日照り乞いをしていない今日は降りそうだ。
VN「もうやらないの？」
「やらないよ…」
VN「俺は雨降ってもいいと思ってるけど」
「でも…ペンが風邪引いたら…」
VN「うん。でもパフォーマンス的には雨が降ったら凄く格好良くなると思ってるんだ。見たでしょ？ヒップホップチームのリハーサル」
「見た。おぬよんが怖かった」
ヒポチのリハーサル中、ノエヒョンはウォヌヒョンに中々近寄らなかった。…正しくは、ピエロの仮面を被ったウォヌヒョンだけど。僕達から見たらピエロがメガネをしているのが面白かったけど、ノエヒョンから見たらやっぱりピエロは怖いようで。真っ暗なステージの下でうっかり鉢合わせて大声を上げたのを見かけた時も、ステージの端で体育座りをするメガネのピエロの横をかなり距離を空けて通るのを見かけた時も、…多分、ヒョンは今後ろにいるピエロには気付いていない。
WN「…ノエル」
「え？っわああああ！！！！」
WN「あーダメだ、まじで面白い…」
お腹を抱えてクツクツ笑うピエロ。流石に怖いよウォヌヒョン…ノエルは一目散に逃げていった。そのまま後ろからタックルした先はウジヒョンで、案の定引き剥がされて頭を叩かれていた。
WZ「俺はお前の方が怖い。いつか背骨やられそうで」
「だ、だって…！おぬよんが…！」
ヒョンの肘を掴んでこちらを指差しながらノエヒョンが一生懸命ウジヒョンに訴えかけているけれど、ヒョンは溜め息をついて腕を振り払っていた。隣にいるピエロはまだ笑っていて凄く不気味だ。
WN「今度これで添い寝してやろ。」
VN「ウォヌヒョン…」
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作者名：kkeul | 作成日時：2018年8月11日 22時
