GOING SVT 2 (ページ14)

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「ドギョマ、今日の公演で泣く？」

DK「えっ…その質問アリ…？」

「俺今日泣く気がする。なんか…泣く気がする」

DK「ノエルが泣いたら慰めてあげるから！」

「うるっせえ！俺より先に泣くくせに！」

DK「なんでそんな急に喧嘩売られるの！？」

シルバーのマイクで殴るフリをしているドギョマに手刀で挑むノエル。スローで戦う2人は時々表情が凄いことになっているけどそんなの気にする子たちじゃないから、今更何も言わない。

「ヒョンもドギョマが先に泣くと思うよね？」

JS「あー…ノエルじゃない？」

「えっ」

DK「ほらぁ、やっぱりノエルだって！」

「…じゃあ先に泣いた方がヒョンにコーラ奢ろう」

DK「ほほう！勝つ気しかしませんね！」

なんだ、どちらにしろコーラ奢って貰えるなんて僕ただの役得じゃない？会場から聞こえる僕達の曲とカラットの声をBGMにシルバーマイクvs手刀の2回戦目を眺めた。ドギョマを後ろから羽交い締めしてみたら、悪戯っ子みたいな顔をして急に速度を上げて手刀で猛攻撃。ドギョマは切られる度にしっかり声を上げてやられてあげてる。相変わらずこの弟は優しい。

JS「先に泣いた方にコーラ買ってあげるね」

「「えっ…泣こうかな…」」