GOING SVT 2 (ページ1)

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Episode7-4 ページ1

ウジヒョンの言う通りに1発で、とはいかなかったけど撮影を終わらせた。ぐらぐら揺らぐ視界の中でなんとか着替えを終えてさっきのソファに座って帰りの車に呼ばれるのを待つ。ウジヒョンたちは撮影に行ったみたいで、部屋は静かだった。ああ、メイク落としてないや。またスングァナに怒られる…

MH「ノエル起きて。行くよ」

JN「帰ってさっさと寝るよ～」

膝をポンポンと叩かれて、寝起きの視界に入ったのは目の前にしゃがんでにこにこしたジュニヒョンだった。その後ろの黒マスクを顎につけたミョンホはジュニヒョンと俺のと3人分の荷物を持っていてなんだか可愛くて頬が緩んだ。ヤンキーが荷物持ちさせられてるみたい。

JN「ウジからお世話頼まれちゃったからさ、協力してくれる？」

MH「ヒョン怒らせたら怖いの知ってるでしょ、早く行くよ」

JN「大分熱上がっちゃったみたいだね」

俺の額に触れた後、俺の耳にマスクを引っ掛けたヒョンが「はい、おんぶね」と背中を向けてくる。ここでごねたらヒョンの矛先が向かうのはミョンホとジュニヒョンだ。気怠い体に鞭打ってジュニヒョンの背中にくっつくと、いとも簡単に体が持ち上がった。

MH「ヒョン、今日に限って荷物多いんだけど。ノエルなんてこれだけだよ？見習ってよ」

JN「えっそんな小さいバッグなの？」

「ポケットあるし、充電器はヒョンたちが持ってるし、非常食はジュニヒョンが持ってるし、」

JN「そうだよ、今日バッグの中全然減らなかったんだから」

「ごめん、ヒョン」

JN「ごめんじゃなくてありがとうでしょ？」

「…ありがとう」

MH「ノエルのせいでジュニヒョンの荷物多いんじゃん。早く治しなよ」

「ん。」