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________2 ページ10

「ほらAちゃん。行くよ?」

「うーん…」

「はーやーく。立って。」




寝る準備の為に歯を磨いて戻ったらAちゃんはテーブルに伏せてた。今度は寝ちゃってるみたい。肩をトントンして起こしたら、無言で両腕を伸ばしてきて。…連れていけって事?酔いが回ってきてるのかな。酔いと眠いのが混ざってるみたいで、こうなってくると面倒臭い…




「起きてるでしょ、眠いフリしないで」

「いいじゃん、早く」




ホシヒョンがやるみたいな分かり易くむっとした顔で腕を広げてくる。…それに弱いの知っててやってるでしょ。両手を引っ張って立ち上がらせたらそのまま背中に腕を回してきた。重たい。それに首にサラサラの髪が当たって、耳元で小さい笑い声が聞こえてくすぐったい。あと、少しだけアルコールの匂い。




「マンネって大変?」

「そりゃあもう。たまに狂いそう。」

「残念だけど、おじさんになってもマンネはマンネだよ」

「それは諦めた。それより早くジョンハニヒョンの…あれは辞めたい。」

「残念だけど、ずーっと私の赤ちゃんだよ」




ヒョンからの拘束はあと数年の我慢だというのに。Aちゃんに言われると嬉しいような、でも悔しいような。大人として見られないのかなって思ったらちょっと…うん。彼女に見せつけてやりたくて、ぐっと腰を抱いて触れるギリギリまで顔を近付けたら更にアルコールの匂いがした。こういう所が子供なのかもしれないけど、それしか浮かばなかった。




「いつまでも子供だと思わないでね。」

「…ちょっと酔い冷めた…今日は自分の部屋で、」

「はいはいダメ。僕の部屋行きますよ」




Aちゃんはいつの間に僕より背が小さくなったんだろう。後ろ手に引く手も僕より小さくて。眠いからなのかアルコールが入っているからなのか、冷え性の割にいつもより少しだけ温かい。…ベッド綺麗にしてたっけ。ヒョンのイビキ止めるために洗濯バサミ持って行かなくちゃ。

Bedroom_WONWOO→←Diningtable_DINO



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Msb - はじめまして!皆のお話それぞれにキュンとしました(*´∀`*)とくにハオちゃんのお話が好きでした…!更新大変だと思いますが、ご自身のペースで頑張ってください!応援しています(^^) (2019年3月30日 1時) (レス) id: b77b926a6e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kkeul | 作成日時:2019年1月24日 22時

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