【SVT】make a good living.

Diningtable_DINO ページ9

酔うと笑う人、泣く人、怒る人、いろんな人がいるけど、Aちゃんは無口になるタイプだ。ただそれは機嫌が悪いとかそんなんじゃなくて、アルコールが入って気持ちが良くなってるから。…僕はあんまり飲まないからわかんないんだけど。




「こんな時間に一人で飲んでるの？浮腫むよ？」

「あした、練習だけだもん」

「明日の練習ハードなのに。カメラも入るよ」

「えっ」

「嘘です、ごめんAちゃん。」




ダイニングテーブルにはチャミスルの空っぽの瓶と少し残ったグラス、うつ伏せになってるAちゃん。辛うじて起きてはいたみたいで、声を掛けたらゆっくり目が開いてふにゃりと笑った。同じように笑ってみせたら顔を上げたから潰れてはいないみたいだ。いつもよりは酔いが回ってるみたいだけど。




「起きてたの？」

「うん。もう少ししたら寝るよ。はい水飲んで」

「ありがと。」




空の瓶とグラスを片付けて、水を注いだコップを置いて彼女の正面に座ってみた。じっとこっちを見つめる彼女を頬杖をついて見ていたら、そんな見ないでよ。なんて水を一口飲んだ。こっちのセリフだよ。そんな可愛い顔で俺を見ないでよ。




「チャミスル、買って来たの？」

「ううん、あっちの宿舎にあったの持ってきた」

「あー…スンチョリヒョンかミンギュヒョンの。」

「名前は書いてなかったよ」

「そっか。じゃあ何か言われたら一緒に戦おうね」




そろそろ寝よっか。残念だけど一人の時間はもう終わりね。悩みなのか分からないけどこっちの宿舎に来た理由が何かあるんでしょう？Aちゃん、今日は僕達の部屋においでよ。ヒョン達のいびきうるさいから寝れないかもしれないけど。2人なら布団も暖かいし適度にアルコールも入ってるから気持ちよく寝られると思うよ。

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