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Living_S.COUPS ページ19

「出掛けんの?」

「ご飯に行ってくるよ」

「…見てていい?」



リビングの窓に向かって座ってる背中が見えて、部屋着じゃないからどこか行くんだろうな。自分の部屋じゃ自然の光が入らないから、ってリビングでメイクポーチを広げてるAちゃん。隣に座ってポーチから出てるコスメを見るといつもメイクしてくれるスタッフのヌナが使ってる物もある。よくヌナと楽しそうに話してるもんね。あ、このアイシャドウよく見るやつだ。…これは何?睫毛を上げるの?へぇ。別にやらなくてもよくない?




「そんなに見られるとやりにくいんだけど」

「あーあー、気にしないで。」

「…鏡に映り込むのもやめて?」




すっぴんは幼いけど、メイクするとちょっと大人になるね。いつもメイクヌナにやって貰ってるのともちょっと違う?ステージとは違ってちょっと薄い。メイクしなくても変わんないんじゃないの?あっ、良い意味でね。もう終盤なのかポーチから出てるのも少ない。最初から見たかった。




「やらしてやらして!」

「えぇ、下手そうじゃん…」

「はいこっち見て。顔上げて。」




半ば奪い取るみたいに彼女の手からピンク色の可愛らしいパッケージのティントを取ったら、信用のない目でこっちを見るからそのまま片手で頭ごとこっちを向かせた。えっ、ちょっと緊張する。はみ出ても落ちるよな?とりあえず自分がやられてるみたいに唇に塗れば良いんでしょ?




まだ塗ってないのにふっくらした唇を見てたら塗る意味ないんじゃないかとも思うけど、…なんで目瞑ってんの。ヌナたちメイクする時いつもこの顔見てんの?引き込まれるみたいについ凝視してたら至近距離でいきなり目が開いて、早くしてよ。って言われてハッとした。…厄介な邪念は払え、チェスンチョル。



「はみ出た?」

「出てない…と思う。どう?」

「…まぁ合格点ですかね」




そうだ、誰とメシ行くの?ヌナ?ヌナだけだな?帰る時ちゃんと連絡しろよ?マネヒョンでもメンバーでも。誰かしら迎えには行けるから。飲んで来ても良いけど酒は程々にな?お前酔ったら面倒なんだから。鍵持った?携帯は?や、だから俺はお父さんじゃないって何回言ったらわかんの?…うん、行ってらっしゃい。あんまり遅くなるなよ。

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Msb - はじめまして!皆のお話それぞれにキュンとしました(*´∀`*)とくにハオちゃんのお話が好きでした…!更新大変だと思いますが、ご自身のペースで頑張ってください!応援しています(^^) (2019年3月30日 1時) (レス) id: b77b926a6e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kkeul | 作成日時:2019年1月24日 22時

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