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主人公side
みなさんこんにちは。Aです。
ただいま絶賛リハビリ中です！
本当は通院しなければいけないけど、病院を退院して家に帰って来ると、ヴィーチャが2階の空き部屋に俺を連れこんだ。
そこにはなんと！！
リハビリ用具一式が揃っていたんです！
驚き過ぎて腰が抜けそうになりました。はい。
『病院なんか行ったら、変な虫がAに寄ってきちゃうかもしれないでしょ？』
ですって。
俺のこと心配してくれてるのはわかるけど、さすがに過保護すぎるというか、なんというか。。。うーん。
でもまぁいいや。ってことで、お家でリハビリしてます。
ヴィーチャは練習に行ってるから家にいないけど、マッカチンが俺を見守ってくれています！
俺が誘拐された事件のことは、ロシア中に大きく報道された。
たぶん、世界中にも広まっただろう。
ここ数日、新聞やテレビ、雑誌などからの取材が殺到した。
家にまで報道陣が押しかけてくるもんだから、困りに困った。
しびれを切らしたヴィーチャが、少し黒い笑みを浮かべて、「ちょっと外に出てくるから、Aは絶対家のにいてね。」と言って家の外に出た。
ほんの数分だったと思う。
家の外が、ガヤガヤうるさかったのがぴたっと止んだと同時にヴィーチャが家の中に帰ってきた。
今度は、スッキリした笑顔で「ただいま♡」と言った。
「お、おかえり。。。？」
あのとき、ヴィーチャは彼らに何を言ったんだろう。。。。？
ちょっと怖いけど。。。気になるなぁ〜。
なんて考えながら水が欲しくなったので部屋から出ようと歩き出すと、油断してたのでまた盛大に転けたのだった。
ズダーーーーーーンッ！！！
あー、油断した。痛い。
早くリンクに戻りたいなぁ。。。
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作者名：みずきち | 作成日時：2017年1月17日 22時
