運命 ページ17
ー中村ー
俺は、何をしているんだろ
「早く、早く。売り切れちゃうじゃない。」
Aのおばさんと、買い物にきてる。
「ふう。かった。かった。」
お、重い。いわゆる荷物持ちってわけだ
「やっぱ男の人はいいわね。」
中村「あのー。俺こんな事してる場合じゃない」
「あー。ちょっと待ってー。」
きいちゃいないし
まゆみと話さないと
しかし、あの時のまゆみの顔を重いだすと
電話しにくい
俺がわるい。
俺がわるい
俺が悪い
「なにしてるの？邪魔よ。」
中村「すみません。」
「こんな所でボサッと立ってたら危ないじゃない。」
ふっくらしたおばさんに怒られた
「あー。中村倫也じゃない。私はよくわからないんだけど、娘が大好きなのよ。」
説明してなかったが、俺は俳優の卵が
後に、登坂広臣と会うことになるであろう事はまだ知らない
「え！？中村倫也？どこ？」
「中村くーん。何処〜？」
周りがざわつき始めた
「あっ！いた。いた。帰るわよ。」
俺は、きたとき同様おばさんに強引に引きづられて帰った
帰り道おばさんがあなたあの中村倫也だったのね
と俺にいったので、おばさんも気づいてなかったんだと少しショックだった
まだまだ頑張らないとなと思ってると
プルルー
電話が鳴った
中村「はい。はい。本当ですか？ありがとうございます。」
「どうしたの？」
中村「映画決まったんです。三代目の登坂広臣さんとＷ主演で。」
「おめでとう。よかったわね。しかも臣くんとなんて羨ましいわ。」
中村「ありがとうございます。連絡しよう。ん？(誰に？今一緒に喜びを分かち合いたい人はいないんだった)。」
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作者名：tv82a | 作成日時：2019年2月16日 21時
