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自分が蒔いた種 ページ7

いつものように仕事をしているAに


中村は話しかけた

中村「おい、女いい事教えてやるよ。」


Aは、仕事がうまくいかないからイライラしてる


中村「まあ聞けって。」

Aが、中村の話を聞かないのは当たり前の事だが


中村「お前たちが村に帰れる方法教えてやろうと思ったのに。」


Aの耳が、ぴくりと動いた



Aは、中村の側に腰掛け


A「なんでそんな事、、、。」


中村「俺も、鬼じゃねーからな。それに正直お前のお守りなんかしてらんねーんだよ。」


A「なによ。早く教えなさいよ。」


中村「ここにくる時、山の側を通っただろ。」



A「さあ?どうだったかしら。」


中村「あの山の頂上まで登ってお願いすりゃなんでも叶うらしいぜ。」



A「それ本当なの?」


中村「俺は、嘘はつかない。」



中村の事は信じられないが、今は方法がない

それにAは、そういう話が好きだ。




A「分かったわ。ありがとう。」




すんなり信じたAに



チクリ



中村「あれ?」胸が痛む



様子を見てたボスが中村を呼び出した



ボス「トモ。Aにいったことは嘘だろう。



中村「はい。嘘です。」


ボス「じゃあ、お前も一緒にゆけ。」


中村「いや、、、それは。」

ボス「なんだ?」ギロリ


中村「分かりました。」







つばき「なにしてんの?」



中村「はあ。」

つばき「ちょっと、なんで人の顔見てため息つくのよ。ひどくない?」





ー中村ー



俺は、嘘をついた


山に登って願い事すれば叶うなんて誰が信じる?


あいつは信じた


しかし、その山を登りきった者は誰一人いない


自分がまいたたねと言えども最悪だ




A「ちょっとなにぶつぶつ言ってるの?やる気ないなら戻ったら?」


中村(やる気?そんのもんないわ。)




バチ


中村「うっ!」


A「ちょっとなに?」



中村「なんでもねーよ。」

(こいつは、感じねーだろうな。ボスのお気に入りだから。」



つばき「ねえ。これってどうしたら消えるの?」



ボス「またきたのか。」


つばき「仕事ならすんだよ。だから教えて。」


ボス「愛し合った者同士が唇を重ね合わせ」



つばき「あんた意外とロマンチストなんだね。」


ボス「まだ話してるんだが、、、」


つばき「じゃあ。試してみよ。」



ボス「まて。誰と試すというんだ。あの女愛されてないだろう。」

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作者名:tv82a | 作成日時:2018年12月24日 21時

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