3.慣れ ページ3
「はあ…なんでこんな、回収したくないフラグ回収しちゃったんだろ……」
涼夏とIDOLiSH7の話を初めてした日の約一週間後だっただろうか。
お父さんに呼び出されて、両親が経営する芸能事務所に向かった。
呼び出されるときは大抵、事務所が誰もいなくなるのはまずいから、と、留守番を頼まれる時か、所属する人達への夜食を作るのを頼まれる時のどちらかだ。
さて、今日はどっちかなー、何を作ろうかなーとかなんとか考えていたのに。
まさかマネージャーとして、所属タレントと同行することになるなんて想像もしていなかった。
「あ、プロデューサー！おはようございます。冴樹芸能事務所の滝 夏也です。本日はよろしくお願いします。」
番組P「ああ、冴樹さんの所の娘さん！大きくなったねえー！ 今日はお父さんの手伝いかい？」
「はい。マネージャー代理です。ご迷惑おかけしないように精一杯努めます。」
番組P「ははは！Aちゃんには心配なんていらないだろう？ 現場で一番この業界についてわかってるだろうさ」
「ははは…ありがとうございます。」
番組P「まあ、滝君も順調に売れてきてるし！ 今日はよろしく！」
「はい！よろしくお願いします」
タレント本人はメイク中。
今のうちに挨拶しておけてよかった。
事務所の人に感ずかれてしまうのは、ちょっとあとからめんどくさいことになる。
あのプロデューサーは本当にいい人でよかった。
嫌味なことは何も言わない。
ただ、複雑に絡み合うこの業界の人間に優しく見守ってくれるだけ。
そういえば、今日の共演者の確認をしていなかった。
あとで挨拶して回らなければいけないのに。
「えーーっと……………。あ、TRIGGER…」
一覧の中に、TRIGGERの文字を見つける。
今までだったら気にもとめなかったが、IDOLiSH7にハマってからは、同じアイドルであり、アイドルの中でも特に人気を博しているTRIGGERはやっぱり気になってしまう。
滝 夏也(以下、滝)「あれ、Aさん、どうしたの？」
「ああ、滝さん。メイク終わりました？ なら共演者の皆さんに挨拶行きましょう」
滝「うん。……………やっぱり娘だからなのか慣れてるよね、現場。」
「え？」
滝「僕なんてまだまだ慣れないことばっかりだよ。ミスだってたくさんするし。なのにAさんは今までミスしてるとこ見たことも聞いたこともないから…今17だよね？ 年下なのにちょっと悔しくて」
「そんなことないですよ！ ほら、挨拶行きましょ！」
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津々里 捺貴(プロフ) - たかめいさん» ありがとうございますー！！頑張ります！！！！ (2020年4月2日 2時) (
レス) id: d056fe19a8 (このIDを非表示/違反報告)
たかめい(プロフ) - この作品とっても好きです！これからも更新頑張ってください！ (2020年4月2日 0時) (レス) id: 651a3f3b57 (このIDを非表示/違反報告)
津々里 捺貴(プロフ) - 気付いたら10000hit…ありがとうございます！更新まばらで申し訳ない！ (2020年3月19日 17時) (レス) id: d056fe19a8 (このIDを非表示/違反報告)
津々里 捺貴(プロフ) - 1000hitありがとうございます！ (2020年2月28日 1時) (レス) id: d056fe19a8 (このIDを非表示/違反報告)
津々里 捺貴(プロフ) - あまりにもアイナナでるの遅いですけど、出ますから！！！安心してのんびりお待ちいただければ！！！ (2020年2月21日 23時) (レス) id: d056fe19a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：津々里 捺貴 | 作成日時：2020年2月14日 3時
