十七、予感 ページ18
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神山さんと別れ、家に帰りそっと階段を登ろうとした時、いつもはついていないリビングの部屋の明かりがまだついていた。
部屋を覗くと、父親が一人で酒を飲んでいるようだった。
その瞬間に記憶がフラッシュバックする。
本当の父親も少しずつ酒を飲む頻度が増え、量も増え、最後には毎日泥酔する程に飲んでいた。
その後ろ姿だけは幼い私の記憶にもずっと目に焼き付いている。
あの人も、これからそうなっていくのだろうか。
クラスメイトがよく私に吐き捨てていた言葉を思い出す。
"･･･疫病神"
ああ。本当にその通りかもしれない。
私といる人はみんなダメになっていく。
一瞬出来た心の優しい友達も、何日がたつと標的にされ、心をボロボロにされ、最後には学校に来なくなった。
望もそうならないだろうか。
神山さんもいつか壊れてしまわないだろうか。
今日の幸せな時間を思い出して怖くなり、急いで階段を駆け上がってベッドに逃げるように潜った。
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つづり(プロフ) - Moco.さん» コメントありがとうございます。初めていただいたコメントということもあり、とても嬉しかったです。ご期待に添える展開になるかはわかりませんが、精一杯頑張ります。元気をいただきました。ありがとうございます！ (2018年6月7日 1時) (
レス) id: 2b8a9cbc91 (このIDを非表示/違反報告)
Moco.(プロフ) - お話の世界に引き込まれて30頁一気に読んでしまいました。今後の展開がとても楽しみです！応援しています！ (2018年6月6日 11時) (レス) id: a529d7a9bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つづり | 作成日時：2018年3月21日 3時
