疲れた時は/jiro ページ29
ソファの上で彼に抱き締められてどれくらい経っただろう。
「...ジロー?」
「もうちょっと。」
この頃彼は本当に忙しいみたいで。
それも予定が急に入って来たりすることも少なくないみたい。
俺そういうの別に暇だったら大丈夫だから
なんて言ってたけれど、やっぱり疲れるみたいで。
いつもお仕事お疲れ様、
という気持ちを込めて添えていた手で優しく背中を撫でる。
こんなこと、いつもは私がやってもらうのになあ。
「A。」
「ん?」
「俺、ちょっと疲れててもしんどくてもAのこと想うと頑張れる。」
「...うん。」
冷静を装って返事したけど、内心は本当に嬉しかった。
一緒にいない時でも考えてくれてるなんて。
「でも。」
「本当に疲れた時はこうさせて欲しい。」
「うん。」
彼が疲れた時に一番近くにいれることを心の底から嬉しく思う。
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黒蝶舞夜 - 桐崎栄二君と妹さんとの取り合いってできますか…?できるならお願いします! (2017年3月22日 6時) (レス) id: e11ce2b783 (このIDを非表示/違反報告)
つゆ(プロフ) - 黄色さん» 遅くなってごめんなさい!書いてみました!かんたくんサイドですが良い感じに書けたと思います(?) (2017年3月13日 17時) (レス) id: a62b1469fd (このIDを非表示/違反報告)
黄色 - 水溜りボンドはいけますか?シチュエーションは彼女が熱出して一緒に病院行くっていうやつで。寛太君でお願いします。 (2017年3月12日 13時) (レス) id: 136afa95e4 (このIDを非表示/違反報告)
つゆ(プロフ) - suzuさん» ありがとうございます、そう言ってもらえると嬉しいです! (2017年3月7日 7時) (レス) id: a62b1469fd (このIDを非表示/違反報告)
suzu(プロフ) - はじめまして!いつも楽しませてもらってます!ジョージのお話が個人的に大好きです。これからも頑張ってください! (2017年3月7日 0時) (レス) id: 2e43b98772 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:つゆ | 作成日時:2016年9月25日 14時