Youtuber 短編集

サグワ...てぃらみすさん ページ3

『さーぐーわー』

サグワ「なに」

『暇なんだけどー』

サグワ「Twitterか、動画見れば？」

『今、そんな気分じゃないの』

サグワ「あ、そ。」


今日も相変わらず塩対応の

彼氏さん。


『もうちょっと、女の子に優しくできないわけ?』

サグワ「俺、優しいよ 女の子には」

そう言いながらも、視線は

スマホに釘付けで。


『え、私は女の子じゃないってこと?』

サグワ「...」


あー そうですか。

無視ですか。


諦めてソファーに寝転がって

スマホをいじる。


すぐに眠気が襲ってきた。

ソファーで寝るのはさすがに邪魔になるので、ベッドまで移動する。


その途中。

ふと、手を掴まれる。


サグワ「どこ行くの」

『眠いから...寝る』

もうまぶたが重い。

それでも手を離さないサグワ。

『ちょ...離して...眠い...』

サグワ「やだ。かまってほしいんでしょ?」

強く手を引っ張って引き寄せられた。


『眠っ...』

サグワ「いいよ。寝ても」

『うん...』

サグワの胸にもたれかかる。


眠りに落ちる直前。

サグワ「ただの女の子としてじゃなくて、Aは俺の特別な女の子なの。」

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