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「初めまして。
私はそうっと体育館の扉を開き、中に入った。中には体操服を着た男子達。まだ夏ではないのにも関わらず、まるで真夏日みたいなむんとした暑さが私を包む。
ガチガチの私とは打って変わり、「よろしく〜」という軽い挨拶が飛んだ。ああ、フレンドリーでよかった、私はほっと息をついた。
三年の先輩に連れられ、マネージャーの仕事を教えられる。先輩の柔らかい物腰に救われた。小学一年生でもわかるような教え方だったが、私にとってはそれら全て既視感のあるもので、私の記憶速度、そして仕事の速さに先輩は目を見開いていた。
練習の内容や、様子を見ているに、結構ガチでやっているタイプの部活のようだ。三年というより、二年と一年がより積極的で、その実力を引っ張り上げているような印象を受ける。しかし、三年のレベルも低くはなく、さすが強豪といった評価だ。
体育会系ならではの上下関係もあるにはあるようだが、仲のいい部活らしい。
「どう？ 入る気になった？」
休憩時間に入ったようだ。皆にドリンクやタオルを配る私に研磨が話しかける。
私は研磨にドリンクを渡し、その隣に体育座りで座った。
「ま、面白そうだしね。今のところ入るつもりだよ」
「よかった」
別に見くびっていたわけではないが、自分の想像以上に研磨のレベルが高いことにも驚いた。やっぱりイメージ通りスタミナはなさそうで今も息をつきながら汗を流しているが、その分技術がある。安定したトスは、セッターとして申し分ないレベルだ。
その後、研磨達はまた練習に戻っていった。三年の先輩から入部届を貰い、私は一通り仕事の説明も終わったため、この後は帰るなりまだ見るなり、自由にしていいとの許可を得たらしい。
なら家に帰ろうかな。別にやることもないし。
と、悩んでいたその時。
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露萩(プロフ) - みきさん» コメントありがとうございます😁💕 その様にご応援いただけて誠に光栄です🙌🏻😭 更新の励みになります💕 (4月29日 11時) (
レス) id: 59536f34c0 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 更新が待ち遠しい……文才も神ってますね!!夢主様の設定とか諸々好きです💞応援してます!! (4月29日 10時) (レス) id: aa3c92bdc8 (このIDを非表示/違反報告)
露萩(プロフ) - 時雨さん» コメントありがとうございます😁💕 そういう風に言っていただけて光栄です🙌🏻 更新の励みになります💪🏻 (4月7日 14時) (レス) id: b331db759b (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - とても面白かったです！いままで読んできた作品には無いようなキャラとの距離感でこの後の展開が気になって仕方ありません…！更新楽しみにしてます！！ (4月7日 13時) (レス) @page20 id: 301607acc2 (このIDを非表示/違反報告)
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