治くんはヤンデレを通り越してやべぇやつだった件 《太宰治》

私と貴女への激情 ページ37

太宰side












〈あははっ(笑)中也くんって____________よね！〉





〈それで_________でよォ〉




〈へぇ！中也くん凄いね！_______じゃん！〉




〈アンタも______、そういうの好きだぜ〉



















町行く人波の中、耳につけているイヤホンから聞こえるのは、Aさんと中也の話し声














はあぁぁぁ









あのチビ、さっさと死んでくれないかなぁ








私のAさんと楽しそうに話して笑っている声を聞くたびに虫酸が走る


















〈あのね、実は________________〉





〈___________アンタの恋人やべぇな〉













あぁ、怖い夢ってそう言うことだったんだね






私がAさんを監 禁する夢、、、








なんて素晴らしい夢だろうか














もしかしたら、日頃私が彼女に対し



誰も来ない所に閉じ込めて身体と心をぐちゃぐちゃにして泣いて私に許しを乞い自ら私を欲してすがり付く様を想像していることが何らかの意図で彼女の夢に出てきてしまったのかもしれない











でもAさんは怖かったんだね












その夢も、今までの私の行いも















でも心外だなぁ





これでもかなり貴女への想いを抑えてるのにさ


















2人が居るbarの前までたどり着き扉をあけようとした時、中也が言った次の一言で私は思わず立ち止まった














〈俺が囲ってやろうか〉














･･･････は？











〈______その気があるなら、協力_________〉















中也は私からAさんを奪おうとしているのか












君ごときが…？











そんな事は絶対にユルサナイ











例えポートマフィアと全面戦争になろうと、絶対にAさんだけは渡さない















そして扉を開け店内へ入り、すぐにカウンター席で飲んでる2人を見つけた















Aさんはこちらに背を向けているから私に気づかない












ゆっくり、ゆっくりと近づく



















『______治くんが好きだから、別れない』

















「私もだよ、Aさん」

















もう手遅れなほど、貴女をアイシテル

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