ルフィの物語ツー？「また、俺？ってか、シャンクスの女かよ」【ONEPIECE】 (ページ33)

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ゾロ達を心配してあわてふためくウソップとチョッパーとは反対に、(サルベージに行かせて)「ゴメンっ！！」の一言で終わらせたナミと、事態を冷静に見守るロビンとビナーと雪舟だった。

海上の者達が亀に食べられた者を心配していると、パッと電気を消したように辺りが暗くなり、辺りは突如夜となった。
この事態にパニックになったのは、マシラ海賊団であった。乗組員達は、口々に「突然来る夜は怪物が現れる前兆だ、船が沈められちまう！！！」と大急ぎで園長(ボス)の救出に躍起になった。
サニー
メリー号に残った５人(ビナーと雪舟以外)がポカンとしていると、海の中からルフィ、ゾロ、サンジが自力で帰還し、３人を追ってきたマシラも一緒にサニー号に乗り込んできた。なんでも、ガレオン船からゾロ達が宝石を取り出したことにマシラが怒り、亀に食べられる前にガレオン船を飛び出していたらしい。

だが、最も驚いたのは、海の上に立つ、巨大すぎる人影であった。その巨大さは、リトルガーデンの巨人族の比ではなく、天を覆うほどの大きさであった。

先ほどの島程の巨大亀ですら小さく見えるその人型のシルエットは全部で五人、槍を持ち、背に翼らしき物を背負って見える。

この大きさにはマシラも、亀も目玉が飛び出る程の恐怖を覚え、とにかく無我夢中で逃げた。

今日は何かがおかしい。巨大ガレオン船が空から降ってきて、指針を空に奪われて、妙なサルが船を引き上げて、でもでかい亀に船ごと喰われてと麦わらの一味の８人が膝を突き合わせて、今日という日を憂いていた。

サ「今日は何かがおかしいぜ」

ゾ「巨大ガメレオンが降ってきたと思ったら」

彼がそう言うと彼女を抱き寄せて膝の上に乗せた

ナ「指針を空に奪われるし」

ウ「妙なサルが現れて船を引き上げる」

チ「でも船ごと食っちゃうデッケーカメに遭って」

ニコ「夜が来て」

「さすがにあれはビビったね。どーも」

いや、一人多い。
ビナーと、雪舟の２人は、メリー号に紛れ込んでいたマシラを空高く蹴り上げた。