エース ページ14
空中で逃げるビナー、追うスモーカー大佐、その後を追うエース。
「ナノハナ」の町中を、海軍が総出でビナーを追っている頃、ビナー以外の青髪の一味は、物資調達をしながらビナーを探していが、探す手間なく、大量の海軍兵士を引きつれたビナーが一味の元へ戻ってきた。
それはエースの【陽炎】だった。
エ「やめときな、お前は”煙”だろうが、おれは”火”だ。おれとお前の能力じゃ勝負はつかねェよ」
貴「エース！？」
エースと呼ばれる男は、ビナーに笑いかけた。
「変わらねェな、ビナー」
スモーカー大佐率いる海軍をエースに任せて、ビナー達はナノハナを出航した。
出航の前に、ビビはカルーに”極秘任務”を依頼した。それは、超カルガモのカルー一羽の脚力で、ナノハナから砂漠を越えて、直接王宮のある「アルバーナ」へ先行して到着させ、ビビからの手紙を国王である父に渡すこと。
その手紙には、ビビとイガラムが命を掛けて調べた、クロコダイルとバロックワークス社の陰謀と、ビビが力強い仲間と共に、生きてアラバスタへ帰って来ていることについて書かれてあった。
ビビ「じゃあ父に伝えて！！この国は！救えるんだって！！」
出航した船の上で、先ほど助けてくくれた悪魔の実の能力者の男が、ビナーの兄であることが、ビナーの口から語られた。
兄エースは、ビナーより3才年上で、３年早く海賊になるために海へ出たこと。
エ「ビナーお前ウチの”白ひげ海賊団”に来ねェか？もちろん仲間も一緒に」と誘った。
貴「いやだ」と即答で断ると
エ「プハハハ、あーだろうな。言ってみただけだ」と愉快そうに笑った。
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作者名：愛雅 x他1人 | 作成日時：2022年6月1日 1時
