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謎と片付け ページ5

×××

原田:こりゃあ、どういうことだ?
永倉:俺に聞かれてもわからねぇよ
土方:……俺にもわからん

幹部の人達はもちろん、山南さん自身も驚いていた。

山南:そうか、私も彼らのように…気が触れていたのですね。
千鶴:でも、今はいつもの山南さんです。どうして戻ったのかは、わかりませんけど…。
山南:どうしてなのか…?自分でも…わかりません。
土方:…考えるのは後にして、とにかく後始末だ。そこの死体を片付けて部屋の掃除だ。
原田:あぁ、この畳はもう駄目だな。
永倉:こっちの襖も変えなきゃだぜ。
千鶴:お水の手ぬぐい持ってきました。

指示を受けて、その場の全員が動き出す。
その様子を見届けてから
土方さんがこちらへ向き直す。

土方:それと、おまえは…
かおり:あ、はい。僕も手伝います。
土方:怪我人は引っ込んでろ。身体を休めるのが先だ。
といっても、この部屋は使えねぇか…。

そう言いながら、土方さんはため息をつきながら言葉を続けた。

土方:今夜んとこは、俺の部屋を使ってろ。
かおり:へ、土方さんのお部屋をですか?

驚きのあまり、土方さんの言葉をそのまま返す形になると

土方:しょうがねぇだろ、さっさと行け!
かおり:は。はいっ

部屋から追い出されるように
血だらけになった自分の部屋を後にした。

騒ぎの翌朝は物静か→←羅刹と山南さん-2



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作者名:つやか | 作成日時:2022年5月6日 11時

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