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包帯と離隊 ページ14

×××

あの騒動からすぐ、僕の怪我は完全に治った。

山崎さんたちが、顔を合わせるたびに心配知れくれるから
包帯だけは今も巻き続けている。
すぐに包帯を取ると不審がられるし、包帯をしているのが凄い申し訳無さがある。

そして…。
伊東さんたちは、御陵衛士として新選組から離隊した。

彼らが出ていってしまうと、
屯所は急にがらんとして見える。

新撰組がバラバラいなってしまったかのようで、
僕の心にも言い知れない不安が募っていく…。

なにかが起きそうな気がする。

…それがなんなのか。
僕には、まだわからないけれど。

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作者名:つやか | 作成日時:2022年5月6日 11時

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