ー恋の交響曲ー越前リョーマ

17話 それぞれの過去のお話｛過去編} ページ25

ーサイドなしー

「越前君」

とある…青春学園の屋上で寝転んでいたリョーマは
突然の客に驚いた。
授業のチャイムがなりこれからリョーマの昼寝が始まる時だった。

「…えっと…神塚…?」

リョーマは名前をやっと思い出したようだ。
ざくろは微笑んで頷く。

「今日ね、A休みなんだ」

そのざくろの言葉に反応するリョーマ

「あのね、越前君気付いていたと思うんだけど
A、何が嫌いか知ってる?」

「男?」

正解とざくろが呟いた。

「Aの過去を越前君に教える。
どうして、男が嫌いになったのか。どうして越前君をAが
好きになったのか」

リョーマは目だけざくろの方に向ける。
屋上で話しているため下を向けば教室で皆が授業をしているのが見える。


「その代わり、越前君と…楠木さんの過去を教えて欲しい」

リョーマは視線をざくろからはずす。
そして少ししてから

「いいよ」

そう言った。

そうして過去の話が始まった。

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