6話 少し違った日常 ページ14
1時間目の授業(数学)、頭に入らない。
ずっと、ボーッとしてる。
そっか、終わりか
別に気にすることない。
いつもと同じ、仕事が終わっただけ。
なのになんで、リョーマの顔ばっかり…
「あー…わっかんない!」
2秒後に気づいたが、授業中だ。
「(人1)ー、俺はお前の言動がわからん」
先生のツッコミが入り、皆はクスクス笑う。
「はぁ…」
廊下に立たされるなんて、久しぶりだわ。
目を伏せるといろんな音が聞こえる。
1-3の教室、もとい、私の背中の向こうからは
先生の声とそこから放たれる意味不明な言葉が聞こえる。
そして、生徒達の歌声。
音楽をやってるんだ。ピアノも聞こえる。
それに、笛の音。体育かな。
そんな考えも覆されるようにリョーマの顔が浮かぶ。
目を開けると、視界には男の子がうつる。
立たされたんだ、2組の子だ。
顔をそっちに向けると私が浮かべてた顔が
そこにはあった。
やっと、気づいたと言うかのように
リョーマが舌をだしてくる。
私は顔をそっぽに向けた。
リョーマ、なんで立ってたんだろう…
きっと、寝てたんだ。あいつ、テニスバカだから。
英語とか寝てそう。
目を伏せると、2組から聞こえてくるのは英語だ。
ビンゴ…って…
___
放課後になり、もうテニス部には行けない。
私は、久しぶりに部室に直行した。
「A、見てこれ!!赤司様のCD!!かしてもらちゃった!!神谷様!」
桔梗が私の目の前にCDを出す。
何かわかんない単語がいくつかでてきた。
それは、ほおっておいて私は椅子に座ると机に伸び切った。
「A、元気ないね、越前君のせい?」
「なっ…違います!!少し、中2病ごっこしてるんです!」
ざくろが意地悪そうに言う。
「ねぇ、見に行かない?テニス部」
いきなり、癒音が口を開く。
「だって、Aは越前君を見に行きたいんでしょ?」
「や、別にそんなんじゃ…」
そんなんでもあるけど…
「んじゃ、決まり!口実は"見にきました"これだけ」
癒音はニヤッと笑った。
____
「越前君、今日どうしたんだろうね」
「元気ないね」
「ねー」
コート付近にいくと、フェンスを取り囲んでいる女の子達の
話す声が聞こえた。
背伸びをしてのぞいてみると、荒井先輩から1ゲームとられていた。
具合悪いのかな?
すると、手塚先輩の何か言ってコートから出てきた。
女の子達は騒ぐ。
保健室にでも…行くのかな…
私の背中は誰にも押されていないのに勝手に走って行った。
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二葉和紀(プロフ) - わー!!面白かったです!もしよかったら続編書いてほしいです! (2014年2月17日 11時) (
レス) id: b8b70e0d3d (このIDを非表示/違反報告)
紅林(プロフ) - 面白いですwその後とか見たくなりますねw (2013年10月14日 2時) (レス) id: d9c0f2187b (このIDを非表示/違反報告)
なーちゃん☆(プロフ) - kaminaさん» ありがとうございます(^-^)/頑張ります!! (2013年7月15日 12時) (レス) id: 1df1de37d5 (このIDを非表示/違反報告)
なーちゃん☆(プロフ) - アリスにゃんさん» ごめんなさい(⌒-⌒; )今調べましたが違う作者様の作品です。なーちゃん♪様の作品ですよね?私はなーちゃん☆なので違うんですよね笑ごめんなさい( ´ ▽ ` ) (2013年7月10日 17時) (レス) id: 1df1de37d5 (このIDを非表示/違反報告)
なーちゃん☆(プロフ) - 灰音♪さん» ありがとうございます(^-^)/続きかきます!! (2013年7月4日 19時) (レス) id: 1df1de37d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なーちゃん☆ | 作成日時：2013年4月18日 16時
