4話 この気持ちを言葉に表すなら ページ12
「今回は、マネージャーはタオル、飲み物等を頼む」
手塚部長が私たちに指示する。
ざくろが何か渡しにきた。
越前君のドリンクとタオル…
「ちょっと…ざくろ、何の真似ですかな?」
「えっ?違うの?」
「当たり前でしょ!」
まったく…だからざくろは…
頬を少し膨らませ、不意にチラッと見えた赤髪の人。
「ブンちゃん…」
私はざくろが呟いた名前に重みを感じた
今にもここから逃げ出したそうな勢いだ。
でもダメ。ざくろはきっと
「幸せになれる」
「A?何言うてんねん」
「丸井先輩、ざくろをよろしくお願いします。
はなしちゃだめですよ」
トンっとざくろをおす。
丸井先輩はさりげなく、ざくろの手をつかみ歩いて行った。
「あれでいいんかな」
「うん。きっと。
だって、丸井先輩はざくろのことが好きだから」
だって、好きな人はやっぱり手を離したくないでしょ。
「A、はやくタオル頂戴」
越前君がぜぇぜぇ言いながらこっちにくる。
すごい汗だ。
先輩たちもへばってる。
堀尾くんと水蓮が急いでタオル等を配ってる。
私も越前君に渡そうとした。けど…
「へっ…」
渡す手が止まった。
「今…何て言ったの?」
「は?はやくタオル頂戴」
「や、その前!!」
「A」
私は顔が赤くなった。
今…今こいつ…サラッと
「名前で呼んだ…」
「悪い?」
また、貴方は意地悪く笑う。
私からドリンクとタオルを奪って耳元で
「顔赤いけど?」
「赤くないです!!リョーマなんかに名前呼ばれたって
何にも意識なんかしないんだから」
どんどん加速して行く胸の鼓動についていけなくなった。
あぁ…この気持ちを名付けるならなんだろうか。
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二葉和紀(プロフ) - わー!!面白かったです!もしよかったら続編書いてほしいです! (2014年2月17日 11時) (
レス) id: b8b70e0d3d (このIDを非表示/違反報告)
紅林(プロフ) - 面白いですwその後とか見たくなりますねw (2013年10月14日 2時) (レス) id: d9c0f2187b (このIDを非表示/違反報告)
なーちゃん☆(プロフ) - kaminaさん» ありがとうございます(^-^)/頑張ります!! (2013年7月15日 12時) (レス) id: 1df1de37d5 (このIDを非表示/違反報告)
なーちゃん☆(プロフ) - アリスにゃんさん» ごめんなさい(⌒-⌒; )今調べましたが違う作者様の作品です。なーちゃん♪様の作品ですよね?私はなーちゃん☆なので違うんですよね笑ごめんなさい( ´ ▽ ` ) (2013年7月10日 17時) (レス) id: 1df1de37d5 (このIDを非表示/違反報告)
なーちゃん☆(プロフ) - 灰音♪さん» ありがとうございます(^-^)/続きかきます!! (2013年7月4日 19時) (レス) id: 1df1de37d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なーちゃん☆ | 作成日時：2013年4月18日 16時
