よん ページ6
「！？」
轟は驚いた 自分の事を好きな相手に拒まれたのだ
「…嫌だったのか？すまない」
「ちがう」
「だったら…」
「轟さ、私の事ちゃんと好きじゃないでしょ」
「！」
「だって、一昨日まで彼女居たんでしょ？それなのに私の事好きになる訳なんてなくない？
しかも色んな人と…キス、だってしたことあるんでしょ、」
「そんなことは…」
「ある 何でそうやってすぐに付き合うのか私には分からない」
「…」
「私、轟のことが好き
もう嫌になるくらい好きになっちゃったの
私、キス…だってしたい
でも、
君も私のこと好きじゃないと、
やだ…」
「！？」
「私が堕とすから、
待ってて」
「っ…！」
迷夢は轟の唇に人差し指を置き、言った
轟は何も言えなかった
迷夢は 先行くね と早い時間にもかかわらず学校へ向かった
轟は1人で考えていた
(あんなこと言われるのは初めてだ…今までの女はすぐに俺を…)
一方その頃迷夢は1人で顔を赤らめながら歩いていた
自分の好きな人が唇の触れる寸前まで近いてきた、
あんなの平常心のままでいられるわけが無い
さらにあんな事を言ってしまったんだ、
「ははっ、嫌われちゃったよね…
って、あの轟を堕とすって言ったよね！？私！？」
やっちゃった、 という後悔もあったが少しスッキリした
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作者名：チンパンジー | 作成日時：2022年12月6日 21時
