大嫌いな彼【轟焦凍】 (ページ17)

今日:3 hit、昨日:23 hit、合計:25,473 hit

ごページ17

それから沢山遊び、沢山話した

「そーだ！あたしの個性かけてあげるよ！」

「え？」

「ふっふっふっ〜、ひーろーになりたいんだよね？」

「う、うん！」

「じゃあいくよー？すーぱーきらきらおねんね〜！！」

「え？」

すると意識が無くなる

気がつけばブランコに1人座っていた

「僕、ヒーローになってた…？」

すごく楽しい夢を見た

今までの悲しい思いなど吹っ飛んでしまうほど

「あれ、あの子は…」

すっかり遅い時間になってしまった為帰ってしまったのだろう

轟の顔は少し赤くなっていた

それは夕日に照らされていたからか、それとも…

「ありがとう

"A"」

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿

「も、もしかしてあの男の子、轟！？」

「あぁ俺はあの時からずっと…Aが好きだった」

「でも、なんで色んな女の子と、」

「あぁ、

俺はあれからずっとAを待ち続けた。だが中学生になっても会えることは無かった

だから俺は切り替えようと他の子を好きになった

だが付き合ってみると束縛が激しく、恐ろしい目にあった

それから女が怖くなって全てを肯定するようになった

高校生に上がった時、直ぐにAが分かった

Aが俺に告白してくれた時本当にうれしかった

Aが昔から変わっていなくて本当にうれしかった

Aとまた出会えて本当にうれしかった

今まで黙っていてすまない

嫌われると思って…いえなかったんだ…」

「…嫌いになるわけないじゃん、

私、あの時からあの子が心のどこかにあって好きな人が出来なかったのかもしれない

それが高校で再会できて…

…奇跡だね、！」

迷夢は涙を流し、さらに笑顔で言った

「…あぁ、これからはずっと大切にする本当にすまない」

そう言いながら抱きしめる

「う、うん！！大好きだよ！し、しょーと！」

「……やめてくれ、心臓が持たない」

「そんな顔に見えないけど！？私の方が死んじゃいそうぅ…」

その日焦凍とAは幸せそうに幻想の力で夢を見た