大嫌いな彼【轟焦凍】 (ページ15)

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さんページ15

突拍子も無いことを言われる

「かっちゃんが、私を！！？ないないない！笑」

「いや、入学した時から思ってたんだけど、色々とトゲトゲな爆豪だけどAには優しかったり！」

「分かるわ緑谷ちゃんにはすごく冷たいけど同じ幼なじみのAちゃんには優しい所あるわよね」

「えぇ、そうなのかな」

色々と思い返す

確かに色々と優しくしてくれたりする

「やっぱり好きなんだよ！」

「まぁ、Aは轟だもんねぇ」

「う、うん」

苦笑しながら心の中で少し鼓動が早くなる

「ちょっと宿題あるから先部屋戻るね！」

少し誤魔化して1人部屋へ戻る

好きにさせるなんて言ってしまったけどあの轟には無理だ

協力してくれたかっちゃんとの作戦も全然上手くいかない

私は全然好かれていない

もういっそ別れてかっちゃんを好きになろうかな

そんな負の感情が流れ込んでくる

気が付くと眠ってしまっていた迷夢

夜の22時頃リビングへ行くと1番会いたくない人

轟が居た

「迷夢どうしたんだ？こんな時間に」

「…ちょっとさっきまで寝ちゃってて」

「そうか座るか？」

少し前を思い出させるソファをトントンと誘ってくれる

「ありがと…」

「どうかしたか？なにか悲しそうだが」

「何度も申し訳ないんだけどさ、

轟は私のこと好きなの？」

「…それより」

「逸らさないで」

話を逸らそうとした轟を真剣な目で見つめる迷夢

そして気まづそうに目を逸らし黙ったままの轟

「……」

「はぁ、やっぱり好きじゃないんだね

…別れよーよ」

「！？」