No.2｜話せ！推薦入学者 ページ2
爆豪との会話( ？ )を終え、次に彼女がふらふらと向かったのは1年A組の推薦入学者、轟焦凍と八百万百の机。近づいてきた雨田に、八百万は優しく微笑む。
「 どうしましたの？雨田さん。 」
「 百ちゃんと轟くんと話したいなーって思って 。 」
にぱっと効果音がつく様な笑顔を零し、雨田はそう言う。轟と八百万はお互い顔を見合わせ、ふっと微笑むと雨田の方へ体を向ける。少し苛つく所はあるが良い奴なんだ。轟はそう結論を出す。二人に笑みを零したまま雨田は、はきはきと口を動かす。
「 さっきさー、雨降ってるーって梅雨ちゃんに言ったのに爆豪くんが反応しちゃってね。怒られたんだ。 」
「 見ましたわ。ですが雨が降っていることを報告されたら誰だって反応に困りますわ。 」
「 百ちゃんも？ 」
「 私は可愛らしくて良いと思いますわ。人それぞれですわね。 」
女子二人が楽しげに話している姿を見て、轟はふと思う。思い返してみれば轟は緑谷や飯田、八百万等、真面目で頭が回る友人と話してきた。こんなに元気いっぱいの笑顔で話しかけられたのはいつぶりだろうか。
たまには悪くねぇな。轟は再び微笑み二人を見つめる。すると楽しそうな雨田の大きな瞳が轟を見返した。
「 なんだ。雨田。 」
「 轟くん、何一人で笑ってんの。こわ。 」
雨田が怪訝そうに轟の顔を覗き込む。瞬間、轟の顔に影が落ちる。轟は一応八百万と雨田の会話に入っていたつもりなのだ。轟の右半身が冷気を帯びる。
それにぎょっとして八百万は慌てて止めに入った。
「 と、轟さん落ち着いて！氷をしまって下さい！雨田さんはこういう人ですわ！分かっている筈です！ 」
「 そうだった……。悪い八百万。つい……。 」
「 『つい』って何、轟くん？！ 」
轟は早まって出した結論を正した。やはり苛つく。良い奴だが、苛つく所が多い。しかしそれは悪気がなくて言っているのを轟は知っていた。何とももどかしい気持ちになる。だがそれが雨田だ。轟は結論にそう付け加えた。
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二色翠 - 樹潤さん» ありがとうございます！頑張ります！！ (2018年4月9日 21時) (
レス) id: 4c6f33afd4 (このIDを非表示/違反報告)
樹潤 - 頑張ってください(*^-^)／＼(*^-^*)／＼(^-^*) (2018年4月2日 14時) (レス) id: 5429bf1248 (このIDを非表示/違反報告)
二色翠 - レオポルニャ☆さん» ありがとうございます！頑張らせて頂きます！ (2018年3月19日 21時) (レス) id: fe653e0823 (このIDを非表示/違反報告)
レオポルニャ☆ - 更新頑張ってください (2018年3月19日 20時) (レス) id: 99a9e4b4ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：二色翠 | 作成日時：2018年3月17日 20時
