188.無理 ページ39
虎丸「行くぞ！」
虎丸くんは両手を開き、たくさんの剣を出現させる。
虎丸「うぉーー！！」
雄たけびとともにボールを蹴りだす。
見るからに強そう…！
「ガラティーン！」
流星ブレードを止めた必殺技をあっという間にうち破りボールはゴールの中へ！
ピピー！
虎丸「よーーっし！！」
「これはすごいシュートが決まった！虎丸の新たな必殺技です！イナズマジャパン、再び同点！」
来たぞ来たぞ！
これはチャンスだ！
ピー！
「さぁ、試合終了の時間が迫っています！勝利の女神はどちらに微笑むのでしょうか！」
延長はきつい。
あと1点…あと1点が欲しい…
鬼道「染岡！」
染岡さんにボールが渡る。
ドラゴンスレイヤーをってことか。
円堂「いけ！染岡！」
敵をフェイントでかわした染岡さんは必殺技の態勢。
染岡「轟け！ドラゴンスレイヤー！！」
「これが決まれば、イナズマジャパンの勝利は確実かー！」
エドガー「負けるわけにはいかない！代表の誇りに懸けて！」
エドガーさん、いつの間にゴール前に！
このパターン。まさか。
A「(来るぞ…！)」
私はゴールの目の前に急ぐ。
エドガー「エクスカリバァァァァ！！！！」
染岡「なんだと！？」
「信じられません！ドラゴンスレイヤーを直接蹴り返しました！」
レビン「2つのシュート相乗効果で、すさまじいパワーです。これは止められませんよ…！」
やっぱりだ！
先行試合の時の私と同じ！
私はゴール前に構え、タイミングをうかがう。
これまでボールを割らないことで一生懸命だった。
タックルでは止められなかったけど、
こちとりゃコントロール完全無視の力任せパワーなら、
A「おりぃやぁぁぁぁぁ！！」
ほぼチートなんだよ！！
私の足とボールがぶつかる。
…あ。
触れた瞬間分かった。
A「(これ１人じゃ無理)」
ボールは私の全力のキックも軽々と凌駕し、私もろとも吹き飛ばした。
A「くっそ…！！」
頭をぶつけないようしっかり受け身をとる。
これ円堂さんが止められるのか怪しいぞ…
シュートが円堂さんに迫る。
円堂「どうする、どうすれば止められる…？」
悩む円堂さん。
すると急に明るい表情になり何を思い立ったのかこんなことを言い出す。
円堂「そうか！止める必要はない。ゴールにいれなければいいんだ！」
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作者名：アズサ | 作成日時：2016年1月2日 23時
