184.戦略とパワー ページ35
「ここでナイツオブクイーンは選手を大幅に入れ替えてきました」
レビン「アーロン監督、素早い対応ですね…」
入れ替わったのは4人か…
入れ替わった選手が位置につく。
虎丸「何だ…あのフォーメーションは…？」
ナイツオブクイーンの選手が中央に寄っている。
どういうこと？
鬼道「あんなに両サイドをあけるとは…あれでは守備を捨てたのと同じだぞ…」
風丸「何を考えているんだ？」
基山「中央突破なのか…それとも何かの罠か…？」
こんなに極端だと中央を意識せざるを得ないな…
罠なのか捨て身での攻撃なのかは分からないけど、やることは一緒。
悩んだら負け。
A「(敵を止める…それだけ！)」
ピピー！
ボールを持ったエドガーさんに豪炎寺さんが接近する。
しかしエドガーさんは持っていたボールを後ろに蹴った。
「ボールを後方に戻した！同時にＤＦが上がっていく！サイドから崩す作戦か！？」
エドガー「さあどうする？」
染岡「くそ！」
上がっていた選手がＤＦに戻る。
再び豪炎寺さんはボールを持った敵に迫る。
その時エドガーさんが手を挙げ、ボールがまたエドガーさんにもどる。
鬼道「なに！？」
ボールを持ったエドガーさんの前方と左右に敵が配置につく。
鬼道「これは…エドガーを守っているのか」
豪炎寺「止めるんだ！！」
鬼道さんと土方さんが止めに入る。
「「うわぁ！！」」
「ナイツオブクイーンが中央突破！騎士の槍のようにイナズマジャパンを突き破りました！｣
レビン「中央を意識させ、両サイドを囮にしたんですね…イナズマジャパンはその術中にはまり、隙を作ってしまいました…」
どんどん迫ってきたぞ…
私は臨戦態勢に入る。
A「(全力で突っ込めば行ける！)」
栗松さん、飛鷹さん、木暮くんと吹き飛ばされ、次は私。
全身に力を入れタックルを繰り出す。
A「止まれぇーー！！」
しかしあっさり吹き飛ばされた！
A「うっそ！」
パワーはアホみたいにあると自負してたのに！
エドガー「みたか！これが攻撃型必殺タクティクス、無敵の槍！」
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作者名：アズサ | 作成日時：2016年1月2日 23時
