イナズマイレブン～超次元世界への挑戦！～４ (ページ33)

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182.責務ページ33

円堂「壁山！」

円堂さんは名前を呼びながら壁山くんに駆け寄る。

私も走って駆け寄る。

円堂「壁山、大丈夫か？」

壁山「キャプテン…」

遅れて飛鷹さんと栗松くんが壁山くんのところへ集まる。

「アクシデントです。壁山、起き上がれません」

レビン「ものすごいシュートでしたからね…かなりのダメージを受けているはずです」

栗松くんと円堂さんが壁山くんの背中を支えなんとか起き上がらせる。

栗松「壁山、よく頑張ったでヤンス！」

飛鷹「根性あるな、お前」

壁山「何度もやられたら悔しいッス。イナズマジャパンの失点は俺たちだけの失点じゃないッスから」

円堂「壁山…」

壁山くんそんなこと考えてたんだ…

A「大丈夫です。任せてください。全力で戦います」

私は少し不安に思いながらも、壁山くんを心配させまいとふるまう。

気持ちは受け取ったと言わんばかりに栗松くんと飛鷹さんはコクリと頷いた。

壁山｢みんな、頼むッス…｣

壁山くんの代わりに入ったのは染岡さん。

ＦＷを入れたってことは、シュートの選択肢を増やすためかな？

さっきみたいに取られたらたまんないもんな。

少しでも敵を分断させた方が確率が上がりそうだ。

でも正直壁山くんがいないと不安だなぁ…

今まで抜けたことなかったから…

壁山くんが背負っていたDFとしての責務…

A「(なんとしても果たさなくちゃ…)」

円堂さんのキックで試合再開。

ボールは風丸さんへ。

しかし敵はすれ違いざまにボールを奪う。

風丸「くそっ！」

エドガー「こっちだ！」

染岡「そうはさせねぇ！」

染岡さんはエドガーさんをマークする。

エドガー「素早いな…ポール！前に送れ！」

ポール「おう！」

風丸さんが来る前にパスを出された。

そのままスルスルとボールが渡っていく。

「フィリップ・オーウェンがイナズマジャパンのゴールに迫ります！」

土方「スーパーしこふみ！」

土方さんの必殺技を簡単によける。

飛鷹「やらせるか！」

突っ込んでくる飛鷹さんより先にシュートをうたれた。

しかし幸運にもボールは放物線をえがきながらゴールの上に飛んでいく。

ピピー！

フィリップ「チッ、外したか」

円堂「いいディフェンスだったぞ！どんなシュートもゴールに入らなければ得点にならないんだからな！」

まあ確かにそうだな。