イナズマイレブン～超次元世界への挑戦！～１ (ページ38)

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37.監督の采配ページ38

響木「桜咲木中サッカー部はFF地区予選の優勝候補の1角だった。
だが、最強のチームとの決勝の前日、部員たちが対戦相手と喧嘩し、怪我をさせてしまった」

鬼道「！その最強のチームとはまさか…」

響木「そう、帝国学園だ。おそらく、影山が組んでいたのだろう」

帝国学園って言うと、鬼道さんが前に通っていた中学だよな。

"学園"だから私立っぽい。

にしても、影山ってだれだろう？

響木「事件がおおやけとなれば、サッカー部は無期限活動停止となり、部員たちがサッカーをする場を奪われてしまう。
久遠は自分が問題を起こしたことにして決勝を棄権。そのことで指導者資格が停止された」

いい人すぎだ。

響木「あれから10年、ようやく資格停止処分がでて俺は監督就任を要請した。
なぜなら、久遠のサッカーへの情熱は衰えず、研究を続けていた。
彼の素晴らしい指導力こそ、この代表チームには必要だと思ったからだ」

「ロベルト監督、マット・アングルにかえて中盤の選手を入れた。さぁ、今度はどんな戦術が出るのか」

ピピー！

入った選手は綱海さんのマークにつく。

綱海「なんだお前」

「綱海にマンツーマンでマークだ！ロベルト監督は綱海にこれ以上得点をさせないつもりだ！」

妥当だよな。

本気なのはどっちも一緒。

「試合は同点のまま終盤先に突入！追いついたイナズマジャパン、だが攻めあぐねている！」

綱海さんはまだ、マークを振り切れずにいる。

「陸では俺に敵うものはいねぇ」

綱海「ちっちぇなお前」

「…なに？」

綱海「男ならこんなネチネチやってねーでガツンとぶつかってきやがれ！！」

綱海がマークを外した！

「しまった！」

虎丸くんからのパスが通る。

「うたせるな！」

ボールを持った綱海さんの前にビックウェイブスが4人。

逃げられない。

綱海「いけ！壁山！」

壁山くんにボールを回す。

ん！？

「なんとビックウェイブス、全員でのマンツーマンディフェンスに切り替えた！フリーの選手が見当たらず、壁山パスを出せない！」

壁山「どうすればいいんス！？」

久遠監督「一人で持ち込め！」

壁山「え！？」

ドリブルで走る壁山くんにビックウェイブスがタックルを繰り出す。

壁山「負けないっスー！」

「なんと壁山、ドリブルで振り切った！」

円堂「ナイスドリブル壁山！」

力強いドリブルだな。

これも監督の采配のおかげかな。