龍が如く 夢、語る者

誰にも負けません。　：冴島・大吾夢 ページ7

大吾「・・・・」

クソ、どうしたらいい。
昨日のあれ以来、彼女が気になって仕方ない。

大吾「あ、」

昨日の居酒屋へ行こう
いるかもしれない、菅野A・・・・だっけ。


。・。・。・。・。

「おう、いらっしゃい。」

「いらっしゃぁい。」←おじさんの奥さん

『あ、昨日の。』

大吾「・・・！」

『どうしたんですかぁ？また、食べに来たんですか？
　確かにここの料理はくせのある味だけど、』

「うっせ。」
「まぁまぁ」

『一回ハマると4日に一度は来たくなりますよね』

「お前なんか毎日と言っていいほどきてるじゃねぇか。」

『あー、はいはい』

大吾「・・・。」

『隣どうぞー。』

「なんだ、Aちゃん。大人の男を口説くのは難しいぞ」

『そんなやましい事考えてませんーっ』

「あぁ、そうかい」

『あ、オレンジジュース！たまには気が利くじゃん。』

「うっせ。んじゃ、パチンコ行ってくるわ」

「・・、じゃぁ、私も夕飯の買出しに行こうかしら」

『お店は？』

「大丈夫よ、全然来ない店ですもの」

『うーん、いってらっしゃい』


あの夫婦、気を遣って出掛けたつもりだろうが

「『・・・・・・・。』」

余計に気まずいだろ・・・。

何を話していいか迷っていたら

ガラ

冴島「・・おう、おっちゃん・・・・、ん？」

『冴島さ・・！』

冴島「おう、えっと・・菅野。」

『あぁ、えーっと、下の名前で呼んでください』

冴島「・・・A？」

『はい！』

・・・・なんだ、この和やかな雰囲気は・・。
なんで、菅野・・・Aはこんなニコニコなのか？

大吾「冴島さん、お久しぶりです。」

冴島「おぉ、なんで六代目がこないなとこにおんねん。」

大吾「桐生さんから少しくらい足伸ばせとのことで。」

部下にばれないで今のところいる。奇跡だ。
普通札幌の東城会の人間のヤツくらい1人は気付くはずだが、
見事にばれない。

『ところで』

大吾「ん？」

冴島「なんや？」

『札幌から少し出ませんか？』

大吾「！なんでだ？」

やめろ！
折角ここまでいい感じにばれずにいるのに！
そこで『うーん、やっぱやーめた』とか言ってくれ！

『東京行きたいですアタシ。』

あぁぁぁぁあぁ
しかも何で東京なんだよ！？
戻るのか、戻るのか！そうか戻るのか！！

桐生さんすいません
すぐ戻るハメになりました。

冴島「おぉ、ええよ。俺はええけど六代目がなんや葛藤しとるで」

『行くの？』
大吾「行く！！！！」

「『お、おぅ・・』」

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