政府に物申したいんですけどとりあえず感謝しているので潰すのは来世にしておきます【刀剣乱舞】

第15話 霊力は便利なのか、それとも不便なのか ページ17

自分の考え、妄想が入っております(今更)
―――――――――――






「あの漆黒の物体が出てこないだけマシだよなぁ……」


私はポツリ呟いた。もちろん掃除をしながら。




汚い風呂でも、虫が1匹たりとも出てこないのだ。


あるのは埃と苔。




いやまぁ虫が出てこないのはとっても嬉しいんだけどさ。




掃除し始めて30分。現在夜中の2時30分過ぎ。




ずっと腰を曲げて掃除をしていたので腰が痛い、バキバキなるよ。そして眠い。どうしよう。





信「…………えいっ」



「っぬぉ！！？」




ウトウトしていると、信濃に水をぶっかけられた。セーラー服が……




清「…………なにその悲鳴…人外でしょ」




「可愛い愛しの清光くんが辛辣で主悲しい」




清「っあぁあああ主いいいいい!!

そんな悲しまないで…俺、ちゃんと主の事大好きだから……」



割と単純だったこの子、そして私の事そんな大好きなのね。照れちゃう。




薬「ほら、茶番してないで早く終わらせるぞ」





博「そうばい、あとちょっとで終わるけんね!!」





薬研がお兄ちゃんにしか見えなくなってきたどうしよう(末期)



「早く寝る為にも頑張るよ……」



くぁ、と欠伸しながら私は言った。




そしてブラシを手に持ち掃除を再開する。




デカすぎなんだよこの風呂!!っざけんな!!(今更)





「ねぇ、こんのすけ、掃除とか霊力で何とかなんないの？？ねぇ？？」




こ「無理ですね、風呂はただの石ですので。

妖力のある石とかなら出来るかと……」



霊力とは(哲学)




普通の石は綺麗に出来ないけど霊力やら妖力やらが宿ってる石なら綺麗にできると。
めんどくせぇな。ｹｯ






信「浴槽の中終わったら主!!お湯入れて!!」




「お、お湯入れるってどうやって……」





こ「お湯を入れるのは、冷却材と木炭を使うだけでございます。この2つは自動的に消費されるのでご安心ください、


そしてあの蛇口の所にいる妖精にこの札を渡してくだされ」



そう言って渡されたのは『湯沸かし』と書かれた木の札だった。



というか自動的に消費されるとか安心できないわ馬鹿。




手のひらサイズの妖精さんにお札を渡し、掃除を再開しようとしたが



清「こっちも終わったからもう大丈夫だよ」



との事だったのでそれぞれ着替えることにした。

第16話 政府がつま先くらいだけでもまともで良かった→←第14話 大浴場の掃除なんて腰バッキバキになるわ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す