剣~つるぎ~

玖の肆 ページ41

高木「天殺・風馬(ふうば)」



高木さんは刀を抜いて、地面を抉るほどの風を出してくる



…もう、「さん」とつけることもない



ここは隠れられる場所はないけど、避ける場所ならたくさんある



高木「どうした？



1人奥義打てんだろ⁉︎



打ってこいよ‼︎」



…豹変した



瞳が紫色になっている



岡本「奥義打ってこいって…1回打ったら俺、もう戦えないよ」



山田「結構体力の消費激しいんだな、奥義って」



中島「剣義と秘義…それらをうまく使い分けて最後に圭人が奥義打てばいいでしょ」



岡本「それなんだけど…俺、今回とどめの奥義、打たないよ」



知念「え⁉︎」



全員で圭人を見る



岡本「親方さまは言ってたじゃん。



『せぶん』は今の状況を打破するために作られた集まり。



奥義が打てないからこそ…可能性が何個もある」



高木「話し合いは終わったか⁉︎



待ってただけ…ありがたいと思え、天殺・ 風獄(ふうごく)」



高さを潰された



空から風の矢が降り注ぐ



山田「剣義・炎突(えんとつ)」



中島「剣義・水兎(すいう)」



岡本「剣義・星船(せいせん)」



知念「秘義・桜吹雪(さくらふぶき)」

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