玖の参 ページ40
高木「…どう言うことですか？
全く意味がわかりません」
確かに、僕も最初はわからなかった
中島「俺たちは何個か罠を張った。
一つは知念」
知念「僕を喰べようとした妖怪が僕に着いてる匂いを気にしてたからね。
その匂いがしなくなったって言えば、襲ってくると思った」
中島「だから他の家の戸締りをするように言った。
まぁ…まさか聞かずに開けてる人がいるとは思わなかったけどね」
知念「次は僕の番。
襲われそうになった時に裕翔から渡されたお札を貼っておく」
中島「あのお札は絶対に妖怪には剥がせないし、なんなら俺しか剥がせない。
もちろん、人間は剥がせるけど…綺麗にはいかない。
翌日、剥がせない状態であったらよかったけど案の定、剥がされた」
岡本「そこでわかるのは…悔しいけど人間の味方がいるってこと」
高木「…それだけですか？」
今まで黙ってた高木さんが口を開く
高木「それでは俺が犯人とは言えませんよ」
中島「高木くん…大ちゃんのこと、覚えてないって言ったよね？」
裕翔が聞く
高木「…それは誰ですか？」
中島「最初、妖気を感じた時は大ちゃんが妖術をかけたと思ってた。
それはつい最近までそう思ってたよ。
でもさ…あそこに同じ妖気があったら疑うざる負えない」
高木「それだけで…」
山田「腕」
涼介は話を遮る
山田「裕翔の話じゃ、裕翔しか綺麗に剥がせない。
それを他人が剥がしたってことは…その腕に怪我をしているはずだ。
見せてみろ、自分が犯人でないと言うなら」
しばらく沈黙が続く
高木「…ははは」
それは高木さんの笑い声で破られた
高木「たかが餓鬼のくせに…よく俺を追い詰められたな」
高木さんは隠していた右腕を見せてきた
その右腕は普段ではありえない怪我をしていた
高木「正体見破られるのは初めてだな。
でも…ここで殺せば意味ないからな‼︎」
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慧jump(プロフ) - ゆりくろさん» コメントありがとうございます！！少し悩んだ設定ですが、好きと言っていただけて考えた甲斐がありました！！これからも更新を楽しみにしていてください！！ (2021年7月8日 7時) (
レス) id: fc3df4fc56 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりくろ(プロフ) - コメント失礼します！伊野尾さんの設定めちゃくちゃ好きです嬉しすぎます…今後に期待してます！！ (2021年7月8日 4時) (レス) id: cc3f685dd2 (このIDを非表示/違反報告)
慧jump(プロフ) - 葵さん» コメントありがとうございます！！楽しんでいただけて何よりなのでこれからもこれからも楽しみにしてくだされば幸いです！！ (2021年7月5日 23時) (レス) id: fc3df4fc56 (このIDを非表示/違反報告)
葵 - いつも面白くて悲しいお話をありがとうございます。これからも頑張ってください (2021年7月5日 23時) (レス) id: 12e72dcbeb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：慧jump
| 作成日時：2021年6月30日 8時
