剣~つるぎ~

捌の参 ページ37

知念「すいません…失礼します…」



人混みを分けて民家に入っていく



高木「あ、皆さん」



中島「高木くん」



そこには高木さんがいた



高木「…血を全て取られて目を抉られています」



そう、妖怪が人を殺したということで高木さんから呼ばれた



知念「裕翔…どう？」



中島「そうだね…数日前、知念と屋根に登ってた時出てきた妖怪いるじゃん？」



知念「うん」



中島「その妖怪だと思う」



高木「それは…どのような妖怪なのですか？」



中島「残念ながら、正体は確認できませんが…高木くん、町の皆さんに戸締りをするように言ってください」



知念「そんなに…？」



中島「そうしたら妖怪はこじ開けるしかないでしょ？



…それで正体が掴めるかもしれない」



すごいや…



高木「わかりました、皆に伝えます」



中島「知念、俺たちの家は開けておこう」



知念「え、どうして？」



中島「すぐに駆けつけれるようにね。



あと、知念の匂いももう落ちてると思うからさ」



…裕翔がそういうなら仕方ない



中島「それじゃ、もう帰ろうか」



知念「う、うん」



裕翔はお札を貼って出て行った

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