陸の肆 ページ28
あの時はしっかりと見れなかったけど今ははっきり見える
圭人の奥義は重心を低くし、自分の姿を見えなくする
そして素早い突きの連続
それは妖怪の目に止まらぬものであろう
妖怪たちは自分の心臓が取られたなんてわかんないだろう
岡本「…ふぅ」
圭人はその手に心臓を持ってふらつく
中島「圭人‼︎」
地面にぶつかりそうになると裕翔がその体を支えた
知念「…あ」
その時、僕は下に降りる怪しい影を見つけた
知念「涼介、いのちゃんお願い‼︎」
山田「ちょ、知念⁉︎」
僕は痛む肩を無視してそれを追いかける
外に出ると影は物陰に入っていく
知念「待て‼︎」
僕も一緒に入っていく
物陰に足を踏み入れた時
「
ものすごい勢いの風が僕を襲う
この風…足元狙ってる?
知念「剣義・
足元を狙っているならこの技が1番
僕は高く跳んだ
自分がいたところを見るとかなり地面が抉られている
このまま…刺して
「
知念「え…?」
枝垂桜を当てようとしたら僕は斬られた
ちょうど…大ちゃんに噛まれたところと同じところを
言葉にならない痛みで僕は剣を落としてしまう
「そうか…鬼に喰われたのだな」
そいつは僕に近づく
僕はなんとか相手の顔を見ようとするけど、逆光で見れない
「…俺が喰ってやろう…人間」
知念「喰われて…なるものか…」
よく見るとその右手は異様なものだった
人間の肌の色ではなく、真っ黒
爪もありえないほど長い
「俺は…人間の目が好きだ。
鬼は全て食べるのが好きみたいだったが、俺は死の瞬間を映しているその目が…」
山田「剣義・
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慧jump(プロフ) - ゆりくろさん» コメントありがとうございます!!少し悩んだ設定ですが、好きと言っていただけて考えた甲斐がありました!!これからも更新を楽しみにしていてください!! (2021年7月8日 7時) (レス) id: fc3df4fc56 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりくろ(プロフ) - コメント失礼します!伊野尾さんの設定めちゃくちゃ好きです嬉しすぎます…今後に期待してます!! (2021年7月8日 4時) (レス) id: cc3f685dd2 (このIDを非表示/違反報告)
慧jump(プロフ) - 葵さん» コメントありがとうございます!!楽しんでいただけて何よりなのでこれからもこれからも楽しみにしてくだされば幸いです!! (2021年7月5日 23時) (レス) id: fc3df4fc56 (このIDを非表示/違反報告)
葵 - いつも面白くて悲しいお話をありがとうございます。これからも頑張ってください (2021年7月5日 23時) (レス) id: 12e72dcbeb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:慧jump | 作成日時:2021年6月30日 8時